ママカメラマン山ちゃんの写真教室 コラム・ギャラリー
夏休みが終わって学校が始まると、もう運動会の練習が始まります。運動会のお弁当は普段よりちょっと気合が入っているご家庭が多いのではないでしょうか。うちも子供が小学校の頃は数日前から「運動会のお弁当なに?」と聞かれていたので、デザートを豪華にして作った覚えがあります。特に次女は明らかに運動会よりもお弁当が楽しみのメインだったようでした。今回は運動会のお昼のスナップを撮ってみましょう。
子供のお食事のシーンを撮るときに口を開けているとこを撮る人も多いようですが、これはなかなか絵になりにくいタイミングです。口を開けて食べているところはどうしても変な表情になってしまうことが多くなかなかかわいく撮れないというのが現実です(作例3)。口の中が見えてしまうとなんだかなんだかきれいに決まらない、ということも多いです。おにぎりなどなら手にもっていればそれだけで十分お昼のスナップっぽくなりますから笑顔の瞬間を狙いましょう。作例4は弟の様子を見て思わず笑ったお姉ちゃんの表情を撮りました。お昼のスナップだからと言って「食べているところ」にこだわらず笑顔の瞬間を狙いましょう。
お弁当だけでのスナップを撮るなら先ほど書いたように手を付ける前に撮るのはもちろんですが、基本的に料理の写真なので、料理をきれいに撮ることを優先します。料理の写真はたいてい縦位置で撮ったほうが構図をきれいに決めやすいです。作例5はお弁当のお重を並べて撮りました。3つの箱を縦に互い違いに並べ(一直線ではなく)横はちょっと切って上下いっぱいになるようにフレーミングしています。器全部が入らなくても大丈夫なので端は切って画面全体を使って撮りましょう。
お弁当を撮るなら食べ始めのタイミングで
せっかく作ったお弁当ですからお弁当の写真も残しておきたいところです。特に小学校では普段が給食ですからお弁当を作る機会はそう多くはありません。作例1はお弁当のふたを開けてすぐに撮りました。お弁当単品の写真ではなく、手前にお弁当、後ろに子供が入るようにして子供と一緒に撮っています。昨年も書きましたがお弁当を撮るなら食べ始めのタイミングで撮りましょう。すっかり忘れて食べ進んでしまってからだとなんだか食べたあとのスカスカのお弁当になってしまいます(作例2)。きれいな盛り付けも手を付けた後では撮れなくなってしまうので、ふたを撮ったらすぐ撮ってしまうといいと思います。