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こいのぼりを撮るVol.265 2016年04月15日更新

私の地元では今年は桜の命が長く、2週続けてお花見をすることができました。その桜もソメイヨシノはすっかり散ってしまいましたが、まだ楽しめる種類のサクラもあるようですから、まだ撮影はできそうです。これからゴールデンウィークにかけては大きな公園や行楽地などでひらかれる子供向けのイベントやお祭りなどが楽しみです。この時期に子供向けの場所に行くとこいのぼりが飾られていることがよくあります。今週はこいのぼりの写真を撮ってみましょう。

周りの風景と一緒にこいのぼりを撮る

私がこいのぼりを撮るときはこいのぼりだけで被写体にすることは少なく、周りの風景と一緒に撮ることがほとんどです。こいのぼりは空にぬいて青空と一緒に撮るという撮り方もできますが晴れていても真っ青な青空とは限りませんし、周りの何かと組み合わせたほうが撮りやすいからです。もちろんこいのぼりがあるのがどんな場所かにもよりますが、緑がきれいな時期でもありますし、なにか一緒に組み合わせて撮れるものを探して撮るといいと思います。

作例1 手すりが目障り

作例1 手すりが目障り

よけいなものはカットする

周りに風景を一緒に撮る、と言っても何をどう組み合わせるかによって写真の仕上がりは違います。まずは緑と一緒に撮ってみることにします。作例1は近所の大きな公園で撮ったこいのぼりです。緑を一緒に撮ると言っても緑を背景に入れるか手前に入れるかがあります。こいのぼりは高い場所にありますから後ろに山などがあれば、その緑を背景に入れるようにポジションを考えればいいのですが、背景にできるような緑がなかったので手前の緑を入れることにしました。しかし、作例1の撮り方だと緑は入っているものの手前の手すりが邪魔な印象です。そこで手すりに近づいてフレーミングに入らないように手すり越しに撮ることにしました。手すり越しに撮ることで手前を緑だけにして撮ったのが作例2です。このように手前の邪魔のものをカットするにはフレーミングに入らないようにその上から撮るという方法もあります。

作例2 手すりから乗り出して撮る

作例2 手すりから乗り出して撮る

望遠レンズで遠くから撮る

作例3は別の公園です。この公園には古い民家があり、その庭にこいのぼりが泳いでいました。趣のある民家なのでこの民家と一緒にこいのぼりを撮ってみました。まずは望遠レンズで遠くから撮ったのが作例3です。民家全体とこいのぼりが入るようにフレーミングして風が吹いてくるのを待ち、こいのぼりがうまく泳いだタイミングを見計らって撮影しています。全体にバランスよく民家とこいのぼりを組み合わせることができました

作例3 遠くから望遠で撮る

作例3 遠くから望遠で撮る

広角いレンズで寄って撮る

次は広角レンズを使ってこいのぼりによって撮ってみました(作例4)。広角レンズはパースが強く出るので近くのものは大きく遠くのものは小さくという遠近感が強調されて写ります。このパースを利用して、こいのぼりも全身、後ろの民家も全体が入るようにフレーミングして撮りました。順光なので空も濃い青に写すことができ、5月の爽やかなイメージを出すことができました。レンズと撮影距離を変えると違った絵で写真を撮ることができますから、その場の状況に合わせていろいろ撮ってみましょう。

作例4 近くから広角で撮る

作例4 近くから広角で撮る


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