修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2011.07.08
新宿での用事を済まし、紹介された蕎麦屋「楽庵」に向かう。危ない町中にあるようで新宿通りを左に折れて仲通りを進むと手打ちそば処の看板が見えてきた。
江戸時代、品川沖に鯨が泳いでいたのか?店内に寛政10年版(1798)小咄そばきりがあった。鯨を撃つ銛ともりを掛けた話である。
暖簾が出ており入ってみたが、開店準備が済んでいないらしい。折角だからと暫し待たせて貰った。
出てきました「冷やしからみ餅」刻まれた大葉・和ネギ・海苔を合わせる。海苔の下に隠れていた小振りのナメコが宜しい。ナメコはこの大きさが良い。時には椎茸ほどの傘が開いたのがあるが、好みではない。蕎麦は、北海道幌加内産の挽きぐるみを二八で打っている。そばの膳たかさごから幌加内産の蕎麦粉を分けて貰った事があるが、丸抜きから粉にした江戸蕎麦を十割りで打つ。
廃業した一六銀行(質屋の隠語・いちろくぎんこう)の朽ち果てようとしている看板があった。長く庶民に愛されたが、時代の流れに流されて行く。
酒瓶も飲兵衛のお腹に収まり、残った瓶は廃棄物。燃えないゴミの扱いであろう?10リットル券2枚が貼られている。味噌の仕込み瓶になるかと思うが、持って帰れそうも無いのでヤメとする。
花屋さんの店先に山椒の実?でも、でかすぎるし時期が外れている。店の方に聞いてみた。葡萄の実とか。恐らく摘果した実であろう。人気が無いのか?実が萎びて皺になっていた。
東京日本橋店に寄り、3冊目のPHOTOBOOKを注文する。SEIKOSYA-MXLを講義した際のテキストでは目線に違いがあったようだ!機構解説に重点を置き、レイヤー画像をふんだんに配した。教える立場は難しい。この後、修理同好会に顔を出す。 行けば頼られる。AFニッコールの前玉の外し方・F用ZUIKO150mmの外し方・ペンWの巻き上げ作動不具合の相談に乗る。結局は手を出してしまう。相談者も其れで是としてしまうところがいけない。
早めに切り上げ、小雨の中、銀座に向かう。
メールマガジンで配信された-2.0℃のビールを味わいにだ!昨日なら真夏日であり、温度差がきもちよかったろうに。今日の気温は、それ程でもない。通常だと+4~6℃に冷やされているビールがマイナスまで冷やされているが売りだ。アサヒビールのアンテナショップ期限限定のEXTRACOLDだ!興味を抱いた方が並んでいる。
腰を落ち着けて飲まれる方はいないようで回転は早い。先ずは一杯。胡麻山葵和えの冷製鳥が付いてくる。ジャイアントコーンを追加する。マイナス温度を咽頭に流し込む。それ程冷たさは感じない。2杯目からマイスターの体験ができるという。
本当のマイスターから手ほどきを受けて、サバーからビールを注ぐ体験だ!希望者が多く順番待ちであった。サバーの扱い方を教わる。グラスのこの辺りに注ぎ口を当てて手前にレバーを引く。現在の液温―1.9℃が満たされていく。ハイ、止めて。グラスを立てて注ぎ口を替えてレバーを奥に倒すと泡が出る。溢れたところで止める。余分な泡をカットナイフ?で除くとクリミーな泡の蓋が出来る。
体験して戴いた「エクストラコールドマイスター」の称号カードである。
称号カード番号1468番が刻んである。
8/31迄であるが、夏日の暑い日にもう一度訪れたい衝動に駆られる。
その時の咽頭の反応は、どの様であろうか?
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