修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2012.02.24
寒晒し蕎麦を引き揚げる前に下元郷地区にあります蕎麦畑に蕎麦殻を撒きまして肥料とします。今年も収穫無し、となりますと3年連続の悲しい出来事になってしまいます。
山間部にありがちな急斜面も一因ですが、根本的な土作りが必要なのでしょうね!
畑脇にクチナシの実が沢山。春には芳香の強い白い花を咲かせます。
植物の実は子孫を残すために実が割れ種を放出しますが、クチナシは実が割れることをしないのでクチナシと呼ばれるのです。
又、実は天然色素となり着色に利用されています。摘みとった実を乾燥させ、たくあん・きんとんの色づけに使用します。実は、園芸種より野生種に近い程成るようです。
自然薯の枯れ花を見つけました。
Facebookに画像投稿しましたら、蕎麦打ち仲間に自然薯掘りを経験した方がおりました。
その際のコメントは、
「田口さん、自然薯掘りは大変ですよ。先ず「あわず」というイモの根元を探さなければなりませんが、この時期つるが飛んでいてよほど慣れた方でないと探すのは不可能です。
私も何度かイモ掘りに行きましたが、土だけの土壌で成長したイモは掘りやすいとはいえ2m位掘ります(素人にはしんどい)が味は檜原の様な石の交じった土地のイモの方が美味しいです。但し石のある土壌で育ったイモは石を避けて、右へ左へと伸びていくので、掘るには熟練を要します。
それと「つきぐわ」4,000円いや今では6,000位する道具が無ければ掘れませんよ、結論は1本3,000円位払っても買った方が無難ですね。
平坦な場所で、石もない土地に生育しているイモでしたら久しぶりに挑戦してみたいですね!」と戴きました。
実は、埼玉菜園にムカゴを植えて3年余になり、蔓が太くなって来ました。掘りごろでしょうか?一汗かいてみましょうかね!
余談ですが、自然薯は人生訓の生き方をするのですね!石や根を毒を吐く御仁に置き換えれば如何に人生を渡っていくかを教わる教科書ですね!
寒晒し蕎麦を浸した場所は秋川の支流でこの場所以降人は居住していません。当然、生活用水の流れ込まない清流です。春にはハイキングコースになりましょうか?
人の往来で踏みつけられた小道を進むと馬頭刈尾根へと続きます。
武州秋川の支流での寒晒し蕎麦を引き上げました。玄蕎麦は清流を含み重たくなりました。
持病の腰痛を抱えます隠居人は、元気な方に作業を任せます。
たかさご会の世話役さんからのレポートによりますと、米麦水分計ライスターでの計測値の水分含有率は29.8%を示したようで水腹ですね!ゆっくりと乾燥させ18%程に落とします。清流に浸した事で玄蕎は変化したものと思います。如何な風味と味になりましたでしょうか?楽しみですね!
しろやま桜が美味しかったので、途中、野崎酒造により地酒純米喜正を求めたのですが、隠居人には合いませんでした。次回は、しろやま桜に致しましょう。
寒晒し蕎麦を引き上げるだけのとんぼ返りで、お店で一杯。
肴とする出汁巻き玉子の焼き方を教わりました。その出来は、お店には出せない焼き方となってしまいました。若干?焼き色が付いてしまいましたが美味しかったですよ!
火加減って難しいですね!
檜原村を訪れますとそこそこに柚の木があり、たわわに実ったまま霜に当たりプヨプヨです。隠居人からみますと宝の木になります。
地元の方より、霜が降りる前に保存してありました柚を頂きました。
果汁は多くを望めない時期ですね!種はペクチン作りに冷凍保存。
皮で柚ピールを作りました。お茶請けに、少し疲れて脳を喜ばす時に味わいます。
江戸の道楽(杉浦日向子)による「趣味と道楽の違い」は
「趣味は実益を兼ねることもあるが、道楽は益がない。趣味はアマチュアリズム、道楽はのめりこみ、家財や命を賭する。趣味は日々の生活に彩りや潤いを与え、他を楽しませる。
道楽は常に暮らしを脅かし、おおむね周りを悩ませる。趣味は趣の味わいを共有することに喜びを倍加させコミニュケーションの手段となる履歴書に趣味の項があり初対面の話題になる。趣味は万人に無害、道楽は個人の趣向、趣味は片手間、道楽は全精力。」と定義しています。となりますと、寒晒し蕎麦作りも趣味の内になります。
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