修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2012.07.13
昨年、収穫目前のトウモロコシを何者かに食害されて元金を失い利息のヤングコーンの味わいだけでした。その轍を踏むまいと鳥ネットを求めにホームセンターへ人力車を走らせました。目にしたのは「敷きわら」。周辺は稲作地帯ですが完熟乾燥鶏糞が2袋程買える値段なのです。稲はコンバインで刈り取り、藁の部分は粉砕して畑に撒いてしまいます。
「父さんは夜なべして藁打ち仕事。。。」は歌詞の中だけになってしまいました。
檜原蕎麦畑で蕎麦の結束に使用する藁は、コンバインの設定を変えてもらっています。
市場で手に入れれば如何ほどになりますでしょうか?感謝の一言であります。
子葉を鳥害され、チョイト栄養が足りませんが、けなげに本葉を伸ばしてきました。
この状態では多くの収穫を望めません。余分に播種してありますので移植する事にします。
同じころに播種した株は大きく本葉を伸ばしていました。
奥の畝から丹波黒豆・秘伝大豆・津久井在来大豆。株間を整え子葉の部分まで土寄せを致します。夕方からは降雨の予想、根づいてくれるものと思います。
此方は奥豆と呼ばれ晩成種の埼玉在来、10月中頃にビールの肴になります。
笊一杯に茹で上げて、鱈腹食べるのが楽しみです。
ジャガイモの葉が元気一杯と申しましょうか?青々としています。
葉が枯れるのが収穫時、何時頃になりますでしょうか?
チョイと様子を覗いてみました。右側の状態が6月9日です。それから、約一月の育ち具合が左側です。小銭入れを上回る大きさに育ち、隣にもう一つ顔を出しています。葉が枯れるまでにもそっと成長する様です。品種は、元備前国の蕎麦友より譲り受けましたノーザンルビー。アントシアニン豊富な紫のジャガイモです。その他に「さやあかね」「シャドークイーン」「ピルカ」「はるか」を植え付けてあります。
トウモロコシの害虫と言えばアワノメイガです。漢字で書きますと粟螟蛾。粟は粟ですね!「螟」は冥に虫偏が付いたおどおどした漢字で、冥土への蛾となるのでしょうか?親が雄花に産卵します。雄花を触ってみるとグラグラするのです。折取って芯を剥くと幼虫が居ました。その後、実(雌穂)に移動して食害を続けます。補殺しました。
トウモロコシの収穫時期の見極めは髭の枯れ具合と申します。右の雌穂は適期ですかね?
左の雌穂は早いようです。昨年の轍を踏まないよう網で予防し、来週、収穫する事にします。
トウモロコシは贅沢な作物ですね!一本に実一つしか成らさない。2番目以降は摘果する。
生産農家は畑の肥やしとしてしまう。最近は若干ではありますが販売しているようです。でも、鮮度落ちが激しいので自家栽培に限りますね!
帰宅後、早速、湯がいてサラダで味わいます。ラディシュも菜園育ち。歯ごたえの良さと色味を味わいました。
7月5日付読売新聞夕刊に140年の謎、貧欲に解明「被子植物受精のメカニズム」なる記事がありました。
被子植物は一般的に、動物の卵子にあたる卵細胞「胚のう」が分厚い皮に覆われている。だから受精の様子が観察できない。
名古屋大学教授・東山哲也氏はトレニアという植物を利用して解明をした。
トウモロコシも被子植物です。髭に着いた雄花の花粉から花粉管が髭の中を伸びて胚のうと出会い受精する。引き寄せるのは胚のうの中の助細胞が作る蛋白質。
仕組みは解明されたが、髭に雄花の花粉が着かなければ話にならないようです。
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