修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2012.12.07
老木だからでしょうか?埼玉菜園の次郎柿は紅葉せずに落葉します。娘が蒔きました次郎柿の実生は若木だからでしょうか?陽にかざしますと色鮮な紅葉をしています。
昨年は思わぬ嵐に遭い濡らしてしまい失敗でした。
週間天気予報を睨みながら収穫することにしました。
都会での生り物は目立ちますね!近所の方が見上げて、収穫は未だですか?と尋ねられるのもしばしばです。
最初、50~60個も生っていればと思っていましたが、高枝鋏で収穫すると200個もありました。昨年の4倍の量です。
甘柿の種を蒔いても渋柿しかなりません。其処で甘柿の穂を接ぎ木する訳です。
渋柿はつるし柿にする楽しみがありますね!Webでの通信販売で購入し、安全を求め楽しみながら作られる方がおられますね!
甘柿か渋柿かの違いは、タンニンが活性化か不活性化の違いによるものです。
そこで、干すことで水分を抜きタンニンを不活性化させると渋さを感じず美味しい干し柿になります。
つるし柿にする際に使用する柿クリップなるものがありますが、都会での入手は難しいです。通販しかありません。
一般的には紐で縛る方法を採りますね!其れには画像の様に枝をTの字に残さねばなりません。
中には、こんなに大きな実がありました。
隠居人、一人でシコシコ皮を剥いたのです。
剥いた柿はカビ防止の為、煮沸消毒します。全てを消毒しましたら、植物に含まれるタンニンが注ぎ込むタスマニア島南西部にありますバサースト湾と同じ赤い色になりました。
近所にお分けした残り120個を吊し終えた所です。
一週間後の状態です。水分が抜けて幾分縮みだしました。
衛生上、手袋をして第一回目の揉みです。揉むことで渋が早く抜け、早く甘くなり、柔らかく仕上がります。暫くは揉むのが日課となります。
ご近所にお分けしたのも軒先にぶら下がっています。見習ったのでしょうか?もう一軒、渋柿のあるお宅があり、吊り下がっています。
いやはや、住まいの一角は里山の雰囲気が漂っています。
隠居人は、乾燥の浅いアンポ柿より乾燥が進みましたコロ柿状態が好みです。
無事完成しましたら、ラム酒漬け、羊羹、赤白ワインコンポートと楽しみが広がりますが、
量が足りるか心配になってきました。
干し始めて12日目、日に日に深い色合いになってきました。
今朝(11/29)は都心で初霜を観測したのか?車のウインドーが凍り付き枯れ草が白くなっていました。吊るし柿もキンキンに冷えています。120個を揉み終えると指先の感覚が無くなり、3回目の揉みは、此処まで潰せる柔らかさをもたらしました。
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