春の花
誰に頼まれたわけでもなく、お金になるわけでもない。
だからこそ真実なんだという、気持ちを込めて撮ってほしい。

■自分にしか撮れないものに打ち込んでほしい。
●最近はアマチュアの写真サークルや同好会などで、グループ展を開催することも多くなったように思います。竹内先生から、こうしたアマチュアへ向けて、写真展を開催したり、写真集を出版する際のアドバイスをいただけたらと思います。

  テーマを持って一途に、長い期間をかけて撮ってゆくということが、本当の表現行為としての価値があると思います。写真が好きで、何でも撮るのではなく、自分にしか撮れないもの、自分だから撮れるもの、そういうものを見つけて、打ち込んでほしい。それを展覧会や写真集としてまとめてもらいたいですね。
 もう一つ、「これは誰に頼まれたわけでもなく、またお金になるわけでもない。だからこそ、このことだけは真実なんだ」という、そうした気持ちを込めて撮ってほしい。そしてそうした自分の気持ちが、人に伝わるには、どうしたらいいのか、また写真として残すには、どうしたらいいのかということを常に意識してほしいと思います。
夕方、摩周湖に登ってみた、夕日と雲がとても美しく輝いていた。初秋の9月下旬のことであった。
■カメラ:キヤノンEOS-1N レンズ:EF70-200mm F2.8L シャッタースピード:1/50秒 AE フィルム:RVP 
PLフィルター・三脚使用 撮影地:北海道弟子屈町 摩周湖
 
 
秋は空が面白い。空気が澄んでいるために、雲の存在が目立ってくる。それを、PLフィルターをつかって撮る。
■カメラ:キヤノンEOS-1 レンズ:EF20-35mm F2.8L シャッタースピード:1/50秒 AE プラス2/3補正 フィルム:RVP 
PLフィルター使用 撮影地:熊本県阿蘇山
朝日を浴びて湖面が美しく輝いている。写真は、現象をシンボリックに捉えることが大切である。
■カメラ:ミノルタα807SI レンズ:ハイスピードアポテレズーム80-200mm F2.8G シャッタースピード:1/125秒 AE 絞り+1補正 フィルム:RVP 三脚使用 撮影地:北海道弟子屈町 屈斜路湖
 
 
 
紅葉と滝とはなかなか相性がいい。この頃は、水量が落ちるが落ちついた滝風景が撮れる。
■カメラ:ペンタックス645N レンズ:SMCペンタックス645 80-160mm F4.5 絞り:f22 AE フィルム:RVP 三脚使用 撮影地:群馬県水上町
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