【男の人生】映画のワンシーンを見ているようなストーリーを感じさせる、そんな気持ちで撮った。超ワイドレンズで50センチぐらいまで近寄り、逆光の光でシワを美しく見せた。
■カメラ:ソニーα700 レンズ:DT 11-18mm F4.5-5.6 シャッタースピード:1/250秒 絞り:f11 ISO200 撮影地:イタリア チンクエ・テッレ


海外撮影では、
現地が舞台になっている映画などを事前に観て、
撮りたい写真をイメージしておくことが大事。
『楽園』をテーマに国内外の風景写真をはじめ、様々な被写体を撮ってこられた三好和義先生。また『楽園』と平行して撮り続けているテーマが『世界遺産』です。日本国内の世界遺産はもちろん、中国・ヨーロッパと、その活動範囲はまさにグローバル。今回は今年の春に訪れたイタリアの世界遺産の街「チンクエ・テッレ」を中心に、モナコやフィレンツェなど地中海沿いで撮影された作品をご紹介いたします。さらに三好先生から海外での撮影におけるアドバイスや、デジタルカメラならではの撮影ポイントなど、皆さんへのアドバイスもお聞きすることができました。
※表紙及び特集ページに掲載した写真は、すべて三好先生の作品です。
みよし かずよし

1958年、徳島県生まれ。1981年、東海大学文学部広報学科卒業。同年、株式会社「楽園」を設立。13歳の時に沖縄を訪ねて以来、タヒチ、モルディブ、サハラ、ヒマラヤ、南極からチベットまで世界各地で「楽園」をテーマに撮影を続けている。高校時代には銀座ニコンサロンで、当時最年少で個展を開く。27歳の時に写真集『RAKUEN』で木村伊兵衛賞を当時最年少で受賞。作品はニューヨーク・ジョージ・イーストマンハウス国際写真博物館に永久保存されている。1999年、外務省が作品「日本の世界遺産」540点を買い上げ、国際交流基金(THE JAPAN FOUNDATION)により世界各国で巡回展が行われている。2004年藤本四八写真文化賞を受賞。四国八十八ヶ所の作品は切手にもなって発行された。2002年から5年間に渡り撮影した中国の世界遺産、全35件(2008年4月現在)を網羅した写真集「中国世界遺産〜四千年の楽園〜」を2008年4月に発行している。
三好和義公式サイト http://www.rakuen-co.com
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