手軽に作れるタイプから本格的な
ものまでバリエーションが豊富

 現在フォトブックはケータイだけでつくるタイプから、印刷タイプで大判の本格的なものまでバリエーションが豊富ですが、作成時のポイントはどのような点でしょうか?
 「並べることで楽しさが出てくる写真と、一枚で完結して見せるタイプの写真があります。フォトブックのサイズや形状によって、合う写真と合わない写真があると思います。私は正方形のタイプがいいと思ったのですが、まわりの余白の活かし方などを考えると、かえってレイアウトが難しいです。最も気に入ったのは横長タイプ。レイアウトも楽しくかわいい仕上がりになります。また、初めてフォトブックを作るのであれば大きなサイズのものよりも、手作りっぽさを感じられるコンパクトタイプをお勧めします。価格もお手頃で、キャラクター入りのタイプはお子さんはもちろん、お母さんにも人気があると思います。さらに、コメントを入れられるタイプは写真だけのものよりも観ていて楽しいと思います」。

 

流れをつけて主役を引き立てる
『息抜き』カットも必要
 これから夏休みなど家族で出かけての撮影が多くなると思います。楽しい思い出をフォトブックにする際、撮影で気をつけるのはどのようなことでしょうか?
 「旅行に限ったことではありませんが、観ていて楽しいフォトブックを作るにはストーリーや流れが必要になります。人物や風景ばかりでなく、料理・看板・チケットなども撮っておくと後でまとめる時に役立ちます。また、旅行では撮影する人が決まってしまい撮影者が写真に写らないことがあります。撮る人を交代するとか、撮影者自身の身体の一部を画面に入れるなどの工夫もいいと思います。それは例えば影であっても面白いと思います。要するに“遊び心”が大事なことです。そして、それを上手く構成する“編集力”も必要になります。フォトブックを作ることを意識して撮ると、今までとは違った写真が撮れるはずです」。
 当サイトに掲載されている写真・テキスト等を無断で複製・転載することを禁じます。