満開のソメイヨシノの向こうに残雪を頂いた八ヶ岳が見える。両者を望遠レンズで重ね春と冬の同居を表現。 カメラ:キヤノンEOS 5D MarkII レンズ:70-200ミリ 絞り:f16 シャッタースピード:1/160秒 撮影地:山梨県韮崎市
ダイナミックレンジを拡大して白とび・黒つぶれ補正、
高感度ISOで手持ち撮影など、
デジタルカメラの特性を活かす
かつて自然風景写真の専門誌の編集に関わり、プロ・アマ問わず数多くの写真に接してこられた萩原史郎先生。フリーの写真家として独立後は、ハイレベルな作品を見続けてきたそれまでの経験により、被写体の見方や表現手法などが非常に役に立ったと言われます。萩原先生はデジタルカメラの特性を十分に把握された上での解説なので、分かりやすい内容は多くのアマチュアカメラマンから支持されています。今回はご自身でも特別な想いがある「桜」を撮影するにあたり、デジタル一眼カメラならではの撮影技術について、お話をお聞きしました。さらに、実体験から導き出された撮影機材の組み合わせについても、桜撮影の達人ならではの大胆でありながら理にかなった発想をお持ちでした。
※なお、表紙及び特集ページに掲載した写真は、すべて萩原先生が撮影された作品です。
はぎはら しろう
1959年山梨県甲府市生まれ。 日本大学卒業後、「季刊(※現在は隔月刊) 風景写真」の創刊に携わる。 編集・発行人を経験、退社後フリーのカメラマンに転向。 現在自然風景を中心に撮影、執筆活動中。日本自然科学写真協会会員(SSP)
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