そもそも、一眼レフカメラの｢一眼｣は「一つの眼」という意味で、撮影するレンズと構図を決めるためのファインダーが１つになっているという意味です。

次に、一眼レフカメラの｢レフ｣ですが、こちらはレフレックスを指しており、｢反射｣を意味しています。

従来の一眼レフは撮影用レンズとファインダーを１つにするため、構造上、鏡(ミラー)を内蔵して反射をつかっていました。

ミラーレス一眼と言うのは、この鏡をなくしたデジタルカメラで、鏡がなくなった分、コンパクトになっています。もちろん、一眼レフカメラのようにレンズ交換もできるので、シーンに合わせてレンズを使い分けることも可能です。

ニコン　Nikon1 J1
あのニコンからついにミラーレス一眼が登場！そのコンパクトなボディーはパスポートより小さい

ソニー NEX-5NY
電子先幕シャッター機能の導入で、シャッターボタンを半押ししてから露光開始までの時間が飛躍的に向上

先ほどの質問にもあったように、「ミラーレス一眼」には内蔵する鏡がありません。そのため、ボディーを小さく軽くすることが可能になり、持ち運びが便利なカメラとして扱われるようになりました。

重さや大きさのストレスから開放されるため、若い女性の方や、シニア層にまで使いやすいカメラと言えるでしょう。

そして、小さくても、写りのよさは一眼レフに引けをとらないとなれば、人気があるのにもうなずけますね。

「ミラーレス一眼」の魅力といえば、やはりその手軽さです。きれいな写真を撮りたい、撮影技術を生かして撮影したい、ときにはレンズをかえてシーン別に撮影を楽しみたい、でも、できるだけ軽くて持ち運びやすいほうがいい、そんなワガママにも柔軟に対応できます。

しかしその反面、動きのあるものは少し苦手です。「ミラーレス一眼」は鏡が排除されたカメラのため、被写体を確認するときには、電子式のファインダーか液晶モニターになります。電子式の場合、センサーがとらえた光の映像化や、シャッター切り替わりなどに少し時間がかかるため、ファインダーで見た映像と実物の映像の時間差やシャッターの反応が遅くなる傾向にあります。

このような点から、動きのある撮影の場合には、「デジタル一眼レフ」が強いと言えるでしょう。

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