写真家のカメラバッグの中身が知りたい!|高橋良典
はじめに~カメラバックについて~
まずはカメラバッグのご紹介。風景写真の場合、やはり歩くことが多いので迷わずリュックタイプを選ぶ。現在はモンベルのフォトウォーカーパックSを愛用している。さすがに山用品メーカーだけあり、パッケージングや背負い心地等がよく考えられている。上下2室に分かれているので雨天時でも濡れたものと機材を別室に入れることが出来る点やポケットが多く小物類の収納能力の高さが気に入っている。
その使い勝手の良さから現行品の時はバッグが傷む度に同じものを繰り返し購入していたが、残念ながら、随分前に廃版となってしまった。そのタイミングで複数個購入しておいたアウトレット品もストックは、あとひとつ。数年後には新たなバッグを検討する必要がある。ちなみに現在使用のものは4代目である。収納については上室にα7RIII+レンズ4本。下室に望遠レンズ1本。雨天時などは、望遠レンズ2本の内、1本を減らすことで下室を空け、雨具等を入れておく。前述の通りだが、雨が上がった後、濡れたままのレインウェアでも機材への心配なく放り込んでおくことが出来る。アクセサリーやフィルター類は豊富なポケットに入れている。さらにトレッキングの時などには、お茶やおにぎりくらいならポケットに収納可能だ。
収納機材の紹介!
- SONY α7RIIIマーキンス製Lプレート装着
- SONY RX100(初代)
- SONY α6000 + FE24-70mm F4ZA OSS
- SONY FE16-35mm F2.8GM(円偏光フィルター付き)
- SONY FE24-70mm F2.8GM(円偏光フィルター付き)
- SONY FE24-105mm F4G OSS(円偏光フィルター付き)
- SONY FE90mm F2.8 Macro G OSS(円偏光フィルター付き)
- SONY FE70-200mm F4G OSS(円偏光フィルター付き)
- SONY FE100-400mm F4-5.6GM OSS(円偏光フィルター付き)
- SONY フラッシュHVL-F32M
- 予備バッテリー2個
- SDカード(ケース入り)
- ND8フィルター(72mm,77mm,82mm)
- ND64フィルター(82mm)
- ステップアップリング(82→67mm, 82→72mm, 82→77mm)
- ハーフNDフィルター(SOFT 0.6)
- ハーフNDフィルター(HARD 0.9)
- フィルターホルダー
- 遮光版
- リモートコマンダー
- クマ鈴
- レインカバー
- 遮光布(自家製)
- レフ版
- レンズペーパー
- ロアー
- SONY FE16-35mm F2.8GM(4)
- SONY FE24-70mm F2.8GM(5)
- SONY FE90mm F2.8 Macro G OSS(7)
- SONY FE70-200mm F4G OSS(8)
- SONY FE100-400mm F4-5.6GM OSS(9)
- SONY FE16-35mm F2.8GM(4)
- SONY FE24-105mm F4G OSS(6)
- SONY FE90mm F2.8 Macro G OSS(7)
- SONY FE100-400mm F4-5.6GM OSS(9)
- SONY FE16-35mm F2.8GM(4)
- SONY FE24-70mm F2.8GM(5)
- SONY FE90mm F2.8 Macro G OSS(7)
- SONY FE70-200mm F4G OSS(8)
- 補助光が必要な時のためにSONY フラッシュHVL-F32M(10)頻繁に使用するものではないので軽さ重視で選んでいる。
- 予備バッテリーとSDカード(11,12)はカメラ本体に2枚、予備に4枚の合計6枚(すべて64GB)を持ち歩く。
- 風景撮影には必須のNDフィルター(13)はそれぞれのレンズ径に合わせて用意している。そして長秒露光が必要な時に使用するND64フィルター(14)は82mm径のみ持ち合わせている。
- 持ち歩きステップアップリング(15)を介してそれぞれのレンズに使用する。朝夕など明暗差が大きな条件で使用するハーフNDフィルターに関してはソフトタイプの0.6(16)より大きな明暗差で使用するためのハード0.9(17)を併用することで対応している。
- またハーフNDフィルターを固定するためのフィルターホルダー(18)も常備している。
- ハレ切りのための遮光版(19)これは以前に使っていた4×5フィルムのホルダー引き蓋を流用している。その他露光調整に使うこともある。
- 三脚使用が多いのでリモコンは必須(20)で、山に入る時のクマ鈴(21)や雨天時に使うレインカバー(22)は山岳撮影ならではの道具ではないだろうか。
- そして自家製の遮光布(23)は、以前一眼レフ機を使用していた時、液晶モニターで画像確認をする際、明るい場所だと見づらいのでカメラにかぶせて使っていた。現在はミラーレスカメラを使用しているが、逆光時、ファインダーが見づらい時などに使っている。
- その他、折り畳みのレフ版(24)、レンズペーパー(25)、ブロアー(26)等をバッグに入れている。
機材の詳しいこだわりポイント
■カメラボディ
ほぼすべての撮影をメインカメラのα7RIII(1)で行う。素早く三脚に装着するため、マーキンス製Lプレートを取り付けている。それに加えて簡単な記録用や思いついた時、すぐに撮れるようコンパクトカメラのRX100(2)or APS-Cのα6000にFE24-70mmF4ZA(3)を装着したもの。そのいずれかをバッグに入れている。
α7RIII以外の2台は、比較的前に発売されたモデルだが、現役でも通用する高画質を備えているので気に入って使っている。
■レンズ
4~9までの6本の内、必要に応じてチョイスしている。構成は概ね以下の通りだ。
*基本構成
以上5本。
*視や雨天等の悪天候時
以上4本。場合によってはマクロを置いていく場合もある。
*山登りやトレッキングなど軽量化が必要な際
以上4本。場合によってはマクロを置いていく場合もある。
ソニーのレンズ群はラインナップが豊富で選択肢が広がるので助かっている。すべてのレンズに円偏光フィルターを装着している。
■アクセサリー類
■フィルター類
■その他