ついに全国制覇!!全国絵になる水族館めぐり撮影旅~東北完結編~
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- はじめに
- 【福島】広大な敷地に環境に配慮した近代的な水族館「アクアマリンふくしま」
- 【福島】淡水魚&カワセミ?専門の山の中の水族館「アクアマリンいなわしろ」
- 【宮城】次々と新しいアイデアが満載の水族館「仙台うみの杜水族館」
- 【宮城】ここは美術館???な水族館「アクアテラス錦ケ丘」
- 【新潟】様々な海水域の魚の展示が素晴らしい「新潟市水族館 マリンピア日本海」
- 【山形】巨大なクラゲドーム以外にも見どころ満載「鶴岡市立加茂水族館」
- 【秋田】ハタハタ愛が素晴らしい巨大水族館「男鹿水族館GAO」
- 【岩手】石油備蓄基地の中に水族館が!「もぐらんぴあ水族館」
- 【青森】本州最北端の水族館「青森県営 浅虫水族館」
- 【北海道】まるでおとぎの国?の水族館「登別マリンパークニクス」
- さいごに
- この記事に使用した機材
はじめに
全国の水族館ファンの皆さん、こんにちは。写真家の虫上です。連載最後になる全国水族館めぐり撮影旅は東北地方を中心に計10館をご紹介したいと思います。最終目的地となる東北エリアでしたが、訪れた水族館はとても個性が強く、スタッフもあたたかく、親切な方々ばかりでした。東北の皆さん、大変お待たせしました!
(北海道編は「まるで水に潜ったかのような写真が撮れる!?水族館撮影テクニックをご紹介~レアな魚が盛りだくさん!北の水族館編~」をあわせてご覧ください)
【福島】広大な敷地に環境に配慮した近代的な水族館「アクアマリンふくしま」
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アクアマリンふくしまは広大な敷地の中に自然豊かな日本庭園や金魚館など、エリアごとに分かれており、一日ではとてもじっくり見て回ることが出来ないほど充実した設備でした。
まずは水族館のエリアに行く途中の水辺のエリア。そこにはカヤネズミやフクロウなどのとても興味深い野生動物の展示の数々があります。人工的に表現した滝のような演出も!
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水族館エリアに入るとこのようなインパクトのあるデボン紀の巨大魚・ダンクルオステウスがお出迎えしてくれました。訪れた時はとても奇麗な館内なのですが、実は東北の震災では影響をもろに受けたらしく大変だったとのことでした。
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「アフリカシーラカンス」と「インドネシアシーラカンス」の2種を並べて展示しているのはここだけ。こうやって並べて見ると違いが解ります。
淡水魚のコーナーも充実していて、なんとゲンゴロウの交尾中を撮影することが出来ました。絶滅危惧種が簡単に見られるのも水族館ならではです。
とても透明度が高い水槽なので、水面への映り込み写真も楽しく撮影できます。水面への映り込みが表現できる、半水面撮影は普通に水槽だけを見ていると気が付かないので、動画のように撮影する視点を変えてみましょう。
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■撮影環境:F3.5 1/160秒 ISO200
アクアマリンふくしまといえば、この写真のようにキンメモドキの群れが様々な形を変えて泳ぐ姿を観察できます。通常、ダイビングなどで見られるキンメモドキはほとんどが洞窟内に存在しているので、このような写真はなかなか撮影できません。これだけでもここに来る価値があります。
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■撮影環境:F7.1 1/50秒 ISO200
もう一つの売りである、三角水槽。このように広く撮影するとまるで不思議なオブジェのよう。
水中を泳ぐカワウソも専用の広い水槽でゆっくり観察できますし、世界でも飼育するのが大変難しいギンカガミの展示もあります!
■アクアマリンふくしま
入館料金は大人1850円、小~高校生900円、未就学児は無料。営業時間は9時00分~17時30分(冬期は9時00分~17時00分)。無料大型駐車場あり。
展示規模 ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★☆☆
撮影向き ★★★★★
お勧め度 ★★★★★
【福島】淡水魚&カワセミ?専門の山の中の水族館「アクアマリンいなわしろ」
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次に紹介する水族館は同じ福島県にある、アクアマリンいなわしろです。ここは名前通り、猪苗代湖付近の山の中に存在する水族館です。
中に入るとおびただしい数の水槽が!時間が無ければとても見て回れません。
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水族館ではなかなか見ることが出来ない冬虫夏草の展示。
所狭しと展示している水槽。訪れた日はカワセミは休止していたのでカワガラスの展示コーナーが充実していました。
水族館の人気者カヤネズミ。ウケクチウグイなどの淡水魚メインの希少種の展示が豊富です。
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■撮影環境:F1.2 1/320秒 ISO500
カジカが泳いでいたので背景をぼかして撮影しました。
■アクアマリンいなわしろ
入館料金は一般(高校生以上)700円、小・中学生300円、未就学児は無料。営業時間は9時30分~17時00分(冬期は9時30分~16時00分)。最終入館は閉園の30分前。無料駐車場あり。
https://www.aquamarine.or.jp/kawasemi/
展示規模 ★★☆☆☆
コストパフォーマンス ★★★★☆
撮影向き ★★★☆☆
お勧め度 ★★★☆☆
【宮城】次々と新しいアイデアが満載の水族館「仙台うみの杜水族館」
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仙台うみの杜水族館は外観がガラス張りのとても近代的な水族館です。
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■撮影環境:F2.8 1/640秒 ISO400
大水槽にはいつもは約2万5000匹のマイワシの中にサメやエイなどが泳いでいます。この日はちょうどマイワシを後日搬入する日でしたので小規模なマイワシの群れが居ただけでしたが、泡柱が出る瞬間を取り入れて迫力を出しました。
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暖流と寒流の海藻を同時に表現している水槽。地元、三陸の海を表現している自慢の水槽だそうです。
三陸の海ならでは生態系を表現している水槽。私が住んでいる瀬戸内海もリアス式なので、アマモと小魚の雰囲気がよく似ているので親近感が湧きました。
深海魚や研究室などさまざまなブースあり、興味が尽きません。
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■撮影環境:F4 1/125秒 ISO400
仙台の山々の淡水にはアマゴなどが生息しているという展示。水がとても奇麗でした。
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■撮影環境:F2.8 1/320秒 ISO800
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■撮影環境:F1.6 1/3200秒 ISO200
2Fの世界の海では柱状節理の下を泳ぐバイカルアザラシや、国内では2館のみの展示となっているシロワケイルカの展示も。このアザラシ水槽の柱状節理が本当に精巧に作られていて、私は本物かと思ってました(笑)。
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■撮影環境:F2.8 1/125秒 ISO640
北の魚・鮭の展示がありました。個人的に北に行けば行くほど鮭の展示が増える印象です。
訪れた時に新しく新設されていた、南アフリカケープタウンのペンギン保護区・ボルダーズビーチをイメージした「うみの杜ビーチ -PENGUIN LIFE-」を紹介して頂けました!晴れていればこのようなとても奇麗な半水面写真も撮影できますよ。
■仙台うみの杜水族館
入館料金は大人2400円、中・高校生1700円、小学生1200円、幼児(4才~未就学児)700円。営業時間は10時00分~17時00分(季節によって変わります)。無料駐車場あり。
https://www.uminomori.jp/umino/index.html
展示規模 ★★★★☆
コストパフォーマンス ★★★☆☆
撮影向き ★★★★☆
お勧め度 ★★★★☆
【宮城】ここは美術館???な水族館「アクアテラス錦ケ丘」
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仙台市には2つの水族館がありますが、こちらのアクアテラス錦ケ丘さんは外観も内部も美術館のような雰囲気でとてもインスタ映えしそうな水族館でした。
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水槽の展示の仕方がとても凝っていて写真映えします。魚ではありませんがメンフクロウの展示まで洒落てます。
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水槽の周りを絵画で使われるゴールドの額縁で装飾していて、動く絵画でした。ただ、魅せる部分に特化していて生き物の生態などには逆に触れていない部分が多いので、どちらかというと雰囲気を楽しむ水族館でした。
■アクアテラス錦ケ丘
入館料金は大人(高校生以上)1000円、子供(小学生以上)700円 、子供(3歳以上)500円。営業時間は10時00分~19時00分(最終入館18時まで)。無料大型駐車場あり。
展示規模 ★★☆☆☆
コストパフォーマンス ★★★★☆
撮影向き ★★★★☆
お勧め度 ★★★☆☆
【新潟】様々な海水域の魚の展示が素晴らしい「新潟市水族館 マリンピア日本海」
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新潟を代表する水族館・マリンピア日本海。名前の通り、水族館のすぐ横が日本海とあって入館する前から期待できます。
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■撮影環境:F2 1/250秒 ISO400
入館すると目の前にとても奇麗なサンゴの水槽が!ミクロネシア・パラオのビーチを想像させてくれるとても奇麗な水槽と元気なサンゴに、思わず手入れしている飼育員さんに激励の言葉が出るほど。本当にこの水槽には驚きました。
動画でも撮影しましたので究極のサンゴ水槽を是非ご覧ください。
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■撮影環境:F1.6 1/25秒 ISO400
この水族館にも美しい水中トンネルが存在しています。
B1Fにある、ミズクラゲの円柱水槽も美しいです。
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■撮影環境:F2 1/500秒 ISO800
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■撮影環境:F3.5 1/200秒 ISO800
アオリイカが群れて泳いでいる水槽も周りを広く撮影すると、まるで箱の中に閉じ込められたような写真が撮影できますし、真ん中の屈折した部分を利用することで不思議な雰囲気の作品が出来上がります。
動画を撮影しましたので参考にしてください。
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大水槽の奇麗さは日本一と言っていいくらいにクリアーで美しく表現できます。
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■撮影環境:F4 1/1000秒 ISO400
トドの赤ちゃんがとてもいい感じにじゃれていました。
■新潟市水族館 マリンピア日本海
入館料金は大人(高校生以上)1500円、小人(小・中学生)600円、幼児(4才から)200円、3歳まで無料。営業時間は9時00分~17時00分。無料駐車場あり。
展示規模 ★★★★☆
コストパフォーマンス ★★★★☆
撮影向き ★★★★☆
お勧め度 ★★★★☆
【山形】巨大なクラゲドーム以外にも見どころ満載「鶴岡市立加茂水族館」
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荒々しい日本海に面した山形県に存在する鶴岡市立加茂水族館は、クラゲ水族館として全国でとても有名なのでいつか行ってみたい水族館の一つでした。
入館すると大きなコバンザメを背負ったようなウミガメがお出迎え。その隣にはなんと海洋ごみのコーナーがあり、自然環境に対する人間へのメッセージにとても考えさせられます。
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■撮影環境:F4.5 1/125秒 ISO800
クラゲの種類はとても多く、珍しいクラゲも。
流石にクラゲ展示の素晴らしさには見入りました。
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■撮影環境:F2.8 1/60秒 ISO800
円形大水槽にはおびただしい数のミズクラゲが。
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■撮影環境:F1.2 1/1000秒 ISO800
クラゲラボ(研究施設)ももちろんありました。
クラゲ展示ももちろん素晴らしかったのですが、個人的にはこちらのアシカのブースが気に入りました。かなり上から俯瞰して撮影できるアシカのプールは絵になります。
■鶴岡市立加茂水族館
入館料金は一般1000円、小・中学生500円、幼児は無料。営業時間は9時00分~17時00分(最終入館は16時まで)。無料駐車場あり。
展示規模 ★★★☆☆
コストパフォーマンス ★★★★☆
撮影向き ★★★★☆
お勧め度 ★★★★☆
【秋田】ハタハタ愛が素晴らしい巨大水族館「男鹿水族館GAO」
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こちらも日本海に面した男鹿半島の先端に存在する水族館、その名も男鹿水族館GAO。半島の先にあるので到着したときは風がとても強く、流石北の海だなと感じました。
入館するととても静かな空間がありました。まずは男鹿の海大水槽からスタート。春から夏にかけて目の前の海で見られる魚たちを展示しています。
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■撮影環境:F1.2 1/15秒 ISO1600
水深250m付近に生息する深海魚の仲間のハタハタ。秋田県では県魚に制定されているので、この水族館ではハタハタ専門の博物館コーナーがあります。しかしながら深海魚とあって水槽は暗いので撮影はブレやすく、できるだけ明るいレンズを使用したほうが良いです。
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この水族館にはシロクマもいました!
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■撮影環境:F1.2 1/400秒 ISO400
アオリイカが近くに来た時にシャッターを押した作品。
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■撮影環境:F1.2 1/200秒 ISO400
あくびをしているクタゴンべ。愛嬌がありますね。
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■撮影環境:F1.2 1/60秒 ISO200
こちらは珍しいキタイワトビペンギン。二羽並んでいる瞬間を撮影。
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■撮影環境:F3.2 1/40秒 ISO1000
水面への映り込みが奇麗だったピラルクの大水槽。わざと背後の展示を写りこませて近未来的に。
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■撮影環境:F2.8 1/1250秒 ISO400
洒落た窓枠にカリフォルニアアシカがポーズをとってくれている瞬間を撮影。良い光が差し込んでいてとても幻想的でした。
■男鹿水族館GAO
入館料金は大人1300円、小・中学生500円、幼児(未就学児)無料。営業時間は9時00分~16時00分(季節によって変わります)。無料駐車場あり。
展示規模 ★★★☆☆
コストパフォーマンス ★★★★☆
撮影向き ★★★★☆
お勧め度 ★★★★☆
【岩手】石油備蓄基地の中に水族館が!「もぐらんぴあ水族館」
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岩手県にある水族館、もぐらんぴあは工場地帯の中を抜けていくと辿り着ける不思議な水族館でした。外観はアラジンの宮殿のような雰囲気です。
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中に入ると石油備蓄基地の説明のブースが。全く水族館と感じさせてくれません(笑)。
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■撮影環境:F2.8 1/40秒 ISO400
しかしながら水族館ブースからはちゃんと水族館しています。まずはお馴染みの「民宿もぐら水槽」に目が留まりました。
クタゴンべは多くの水族館で見てきましたがこのように水面付近で泳いでいるのは初めてみました。
震災前、もぐらんぴあには約3千の生き物がいたそうですが。東北の震災で8種20匹を除くほとんどが死んだそうです。唯一生き残ったアオウミガメのカメ吉がこの日も悠々と泳いでいました。ちなみにカメ吉はがれきに埋もれた館内で約1カ月生き延びていたそうです。
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■撮影環境:F1.2 1/50秒 ISO640
トンネル水槽を抜けると14種類のクラゲ水槽が。左下にトンネル水槽を入れて奥行き感を出してみました。
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■撮影環境:F1.6 1/125秒 ISO640
ふれあい水槽には今か今かと餌を心待ちにしているオヤビッチャが居ました。
■もぐらんぴあ水族館
入館料金は一般700円、高校生・学生500円、小・中学生300円、幼児無料。営業時間は9時00分~18時00分(冬期は10時00分~16時00分)。最終入館は閉館30分前。
展示規模 ★★☆☆☆
コストパフォーマンス ★★★★☆
撮影向き ★★☆☆☆
お勧め度 ★★★☆☆
【青森】本州最北端の水族館「青森県営 浅虫水族館」
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東北最北端にある水族館、浅虫水族館は訪れたときは丁度40周年記念でした。外観はファミリー向けの楽し気な感じですね。
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■撮影環境:F2.8 1/25秒 ISO400
まずはウミガメがお出迎えしてくれました。
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■撮影環境:F2.8 1/20秒 ISO400
東北の水族館らしい陸奥湾を再現した大水槽。ホタテ貝の養殖過程とクロソイに見入ります。奥にはチューブ型のトンネルが見えてます。
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■撮影環境:F1.2 1/125秒 ISO800
奇麗なイワシの円柱水槽もあり、しばし見入ってしまいました。
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■撮影環境:F1.2 1/200秒 ISO800
早速、チューブ型水槽に。この水槽はアーチ型のつなぎ目に反射材が入っているのでとても美しく、幻想的に表現できます。
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■撮影環境:F1.2 1/400秒 ISO400
テトラポットに住み着いているメバルは、私の住んでいる瀬戸内の地域でもお馴染みの魚で親近感が湧きます。
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■撮影環境:F1.4 1/250秒 ISO1600
みるからに人懐っこいゴマアザラシ。
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■撮影環境:F4 1/400秒 ISO2500
青森らしいねぶたのスクリーンを背景にイルカがジャンプするイルカショー。このような瞬間は現在のミラーレスカメラでは簡単に撮影することが出来るようになりました。
美しい水槽シリーズ。
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■撮影環境:F1.2 1/1000秒 ISO640
恐竜の骨がある、この水槽はとても見入りました。
■青森県営 浅虫水族館
入館料金は一般・高校生1030円、小・中学生510円、幼児無料。営業時間は9時00分~17時00分(入館は16時30分まで)。無料駐車場あり。
展示規模 ★★★☆☆
コストパフォーマンス ★★★★☆
撮影向き ★★★★☆
お勧め度 ★★★★☆
【北海道】まるでおとぎの国?の水族館「登別マリンパークニクス」
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そして最後に紹介する水族館は、北海道・登別にある遊園地も併設している巨大テーマパークの登別マリンパークニクス。なんとこのお城の中が水族館という驚きの施設でした。
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■撮影環境:F2.8 1/3200秒 ISO200
アザラシのリングプールはとても目を引くブース。アザラシが上部に来るのを待って撮影。
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■撮影環境:F1.2 1/100秒 ISO800
なんと1万匹のイワシが群れ泳ぐ水槽。1日に2回開催する、イワシパフォーマンス時は写真のように七色に輝くイワシの群れがまるで銀河のように表現できます。
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■撮影環境:F1.2 1/640秒 ISO800
ここは群れの凝縮感が凄いので手前に人物のシルエットを取り入れても絵になります。
南国系の魚・ナポレオンフィッシュなども大水槽で泳いでいます。俯瞰して水槽全体を見ることもできます。
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■撮影環境:F4.5 2秒 ISO400
とても幻想的なクラゲブース。床面の反射を利用してシンメトリーに表現しました。
期間限定のキングペンギンが闊歩するペンギンパレードと、見た目がグロテスクな北の魚・オオカミウオ。
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■撮影環境:F1.2 1/100秒 ISO800
トンネル水槽はとても幻想的ですね、中央に人物を取り入れて撮影してみました。
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■撮影環境:F1.8 1/640秒 ISO800
熱帯に住む魚の展示も、もちろんありました。こちらはカクレクマノミとマンジュウイシモチのコラボ。背景が奇麗でした。
■登別マリンパークニクス
入館料金は大人(中学生以上)3000円、こども(4歳~小学生)1500円、乳幼児(3歳以下)無料。営業時間は9時00分~17時00分(最終入館は閉館の30分前まで)。有料駐車場あり。
展示規模 ★★★★☆
コストパフォーマンス ★★☆☆☆
撮影向き ★★★★☆
お勧め度 ★★★★☆
さいごに
ボリュームたっぷりでしたが、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。また、連載当初から楽しんで見てくれていた方々、本当に感謝しております。この連載は全国の写真映えしそうな水族館を訪問して、最新ミラーレスでどんな写真が撮影できるのか?というテーマで、約2年前から南は沖縄から北は北海道まで全国の水族館を巡ってきました。
連載当初、沖縄ではレンタカーを借りて車中泊をしながら水族館を訪れ、知り合いのダイビングショップでダイビングもしたことは良い思い出となりました。また、北海道ではこちらも車中泊をしながらでしたが突然の吹雪に襲われて大変でした。
この連載中に私が協力した、以下の水族館関連の本が二冊も出版できたことも良かったです。そして、2023年6月には東京・四谷のポートレートギャラリーで二人展を開催し、水族館で撮影した作品をテーマに写真を展示しました。
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八重洲出版:https://yaesu-shop.jp/?pid=177415118
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グラフィック社:https://www.graphicsha.co.jp/
★今まで訪れた水族館:沖縄~北海道まで 合計69館+α(空港内のミニ水族館等)
ここまで連載を見ていただいた方々はもちろんのこと、今までお会いした方々、水族館関係者の方々、水族館編集部やメーカーの方々など今まで本当に大変ありがとうございました。皆さん、またいつかどこかでお会いできることを楽しみにしています。連載は終了しますがまだまだ私の水族館撮影旅は終わりません。またどこかで発表したいと思っていますのでご期待ください。それでは!
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■写真家:虫上智
1968年岡山県生まれ。高校を卒業後、写真家 緑川洋一氏に師事。地元のカメラ店で撮影業務などを学び2000年に独立。現在はスタジオ撮影、フォト講座、執筆、フォトコン審査、講演等を受け持つ。ライフワークでは心象風景、自然写真、水中写真を撮影。
日本写真家協会(JPS)会員、日本写真講師協会 認定フォトインストラクター、OM SYSTEMゼミ講師、フォトカルチャークラブ講師、フォトマスターEX(総合)一級