ソニー Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAレビュー|ペトグラファー 小川晃代
はじめに
今回は私の最近のお気に入り! Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAをご紹介したいと思います。
「小型軽量・ボケ味抜群・お値段もまあまあお手頃」と3拍子揃うこのレンズ。便利すぎて手放せなくなっています。今日はそんな魅力たっぷりのレンズのお話しです。
やっぱり小型軽量が一番!
小型軽量ってやっぱりいいです。
最近は、家族で旅行に行く時も、イルミネーションを撮る時も、お散歩やカフェに行く時もこのレンズ1本を持ってお出かけしています。
カメラバックなんて持たずに、いつものファッションバッグにポイっと入れて。また、首から下げてのお出かけです。小型軽量だから、ずっと持ち歩いていても「あ~疲れた~」なんてことがないので、1日中ルンルン気分で撮影出来るレンズ。いつもなら撮らないシーンも撮りたくなる魔法のレンズです。
家族で沖縄旅行の1コマ。撮って出しですが、海と空のブルーが美しく表現出来ています。
旅先で出会った猫。そおっと近づいて撮影。
梨狩りの様子。キラキラの玉ボケも入りました!
お家でイルミネーション撮影。狭い範囲でスタイリングしていますが、手前の玉ボケもとてもキレイです。
愛犬家愛猫家の皆さんとのお話しの中で良く出てくるのは「レンズが重いから最近はカメラをあんまり使ってなくて、、、」というトーク。
確かに重いレンズは「作品撮りするぞ」とちょっと気合いを入れちゃいますよね。でも愛犬愛猫との撮影では何気ないその一瞬が良い記念になることが多いんです。普段のお散歩やお家の中で「撮りたい!」と思った時に気軽に撮れるレンズが、このSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAだなって思います。
キラキラ輝く瞳を撮りたくてシャッターを切った1枚。
柔らかい光が差し込む中、ソファーでくつろぐところを撮影。
ボケ味が最高!
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAは軽いだけでなく、ボケ味も最高です!
大きなボケ味は被写体を引き立ててくれます。更に自然なボケ感なので毎回美しい仕上がりにテンションが上がります。
よく行く公園でよく会うにゃんこ。お昼寝中を激写。
アジサイ並木で撮影。にゃんこのすぐ後ろのアジサイでさえもこのボケ感。
室内でも撮影してみました。
和のテイストが人気の猫カフェ「きゃりこ武蔵野店」さんで撮影。レトロ感が漂う店内はしっとりと落ち着きがあって少し暗めではありますが、そんな中でもしっかり被写体を捉えてくれました。また適度なボケ感と描写力でその場の空気感をしっかり伝えてくれる1枚に仕上がりました。
光が差し込むベストポジションでくつろいでくれたところをパチリ。撮影協力:きゃりこ武蔵野店
ちょっと怖がりのにゃんこですが、圧迫感のないコンパクトなレンズなので逃げずにその場にいてくれました。撮影協力:きゃりこ武蔵野店
まとめ
お家でもお外でも、普段撮りからしっかりボカしたい時まで、あらゆる場面で撮り手の理想をかなえてくれるこのSonnar T* FE 55mm F1.8 ZA。
このあたりの焦点距離のレンズは、種類も豊富でどれを使おうか迷ってしまいますが、軽くてボケ味も良く、比較的手を出しやすい価格帯のレンズをお探しであればこちらがオススメです。
■写真家:小川晃代
トリマー・ドッグトレーナー資格を保持しペットやのら猫等小さな生き物撮影を得意とするペトグラファー。2006年に動物に特化した制作会社とペット&キッズ専門の写真スタジオ「アニマルラグーン」を設立。現在はカレンダーやカタログ、写真絵本の撮影をはじめ、写真教室の講師やペットモデルコーディネーターとしても活躍。『ゆるねこ×ブッダの言葉』(インプレス)、『ちいさいののちゃん』(講談社ビーシー)、『ねこもふ。ごーじゃす』『手乗りねこ』(宝島社)、『ねこの撮り方まとめました!』(日本カメラ社)、『こいぬ』『こねこ』(ポプラ社)、『ねこきゅう』(東京書店)などの写真集ほか、ペットカレンダーも多く手がけている。