カメラのキタムラ
Vol.46 2003 AUTUMN
 
なんか古い家だね。そこに光が差す。基本的にはただのボロ屋なんだけどココロが捕まってしまうな。写真は無目的に歩いているといいものに出会うことができる。そこが面白いのだ。
■カメラ:ニコンクールピクス5700  絞り:f3.3 シャッタースピード:1/125秒 RAWモード  焦点距離:17.8mm

このファイルには国道と書いてある。国道とは神奈川県にある地名で江戸末期の生麦事件があった場所だ。サンダーはこの付近の景色が大好きで時々撮りに出かける。
■カメラ:オリンパスE20 絞り:f4.5 シャッタースピード:1/500秒 RAWモード 焦点距離:20mm

ペンキが剥げてきた建物というのも魅力的。時の流れを感じるね。写真のココロは想像力を刺激する被写体との出会いなのだ。
■カメラ:ニコンクールピクス5000 絞り:f4.4 シャッタースピード:1/186.5秒 RAWモード 焦点距離:7.1mm
フォルダにきちんと
名前を付けて
管理することが重要
 名前の付け方は時間がたっても何を撮ったデータなのかわかるように日付と主な撮影目的を書いておくことである。例えばフォルダ名に「03/5/14江ノ島」と書いてあれば、撮った日にちと撮影場所が解るからおおむね何が写っているのかがわかる。そのフォルダにE20-1というようにカメラ名と撮影した順番を書いたデータを入れておけば自分の捜したいデータを簡単に探すことができる。
 ハードディスクは使っているうちに、いつかはいっぱいになってしまうから、そういうときは新しいものを買ってくればいい。ハードディスクにはパソコン内部に設置するタイプと外付けタイプ、そしてコンパクトなポータブルタイプがあるから目的に応じて使い分けるといい。
 サンダーの場合はノートタイプのパソコンに外付けタイプのハードディスクを使っていたが、最近はポータブルタイプのハードディスクが良くなってきたので、撮影用はノートパソコンと20ギガのポータブルハードディスク、家ではデスクトップパソコンと120ギガの外付けハードディスクという風にしている。
 撮影用は20ギガだが、今のところはどんなに頑張っても一日で20ギガ撮影(サンダーは一日で最大8ギガ撮影したことがある)することはないからこのシステムでいいかなと思っている。
 外付けのハードディスクにはUSB接続のものと1394接続のタイプがあるが、実用的には転送速度が速い1394タイプの方が圧倒的にいい。1394のハードディスクにはダブルポートのモノがあり、コレを使うとハードディスクとカードリーダーを連結することができるので、作業はかなり早くなる。

RAWモードを
使いこなすことが
デジタル写真上達の道
 撮影は基本的にRAWモードで撮ることをおすすめする。RAWモードはちゃんと動くようになるまでがタイヘンだが、きちんと動くようになれば、もうJPEGなんかで撮っていられなくなる。
 もっともコンパクトタイプのカメラにはRAWモードは付いてないが、写真が趣味という以上RAWモードが上手くできないようでは写真をやっているとはいえないのだ。それは、かつてネガカラーでは写真とはいえない、リバーサルができないと写真じゃないといわれていたのと同じようなモノで、ともかくこれからはRAWモードなのだ。

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