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気にいった枝を見つけたら、左右、上下に動いてみてバックの良いところにカメラを決める。
■カメラ:ペンタックス645NII レンズ:150-300mm 絞り:f5.6 +1/3補正 シャッタースピード:1/45秒
フィルム:RDPIII +1段増感 三脚使用 撮影地:山形県南陽市烏帽子山公園 |
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コブシと桜の色の違いで構成。バックの山のボケ具合もいい感じ。日没後のやわらかい光の中で撮った。
■カメラ:ペンタックス645NII レンズ:AF200mm 絞り:f5.6 シャッタースピード:1/30秒
フィルム:RDPIII +1段増感 撮影地:山形県南陽市烏帽子山公園 |
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―――応募者に対して先生が期待されていること、また撮影のアドバイスなどがありましたら、教えてください。
技術的なうまさだけでなく、気持ちが高まったときや、気分が乗っているときに撮った写真の応募を期待しています。やはり、自分が手応えを感じながら撮ったときは、気持ちが写真にも表れるので、入賞する確率も高くなると思います。
そのためには、撮る前から気持ちを高めていくことが重要です。桜の花が咲く前から自分の撮りたい写真を思い描き、気持ちをあたためておくといいと思います。
これらのことを繰り返しおこなうことで、他の人とは違うオリジナリティが生まれるはずです。
―――最後になりましたが、カメラのキタムラについてお感じになられていることがありましたらお聞かせください。
カメラのキタムラは、全国各地にお店があるので、私も地方の撮影に行ったときに、フィルムなどをよく購入します。撮影地の近くで必要なものが入手できるので、東京から持っていく荷物が減らせて助かります。
また、作品を展示しているお店をよく目にします。写真というのは、時を越え時代が変わっても、その魅力を失うことはありません。写真をひとつの文化として高めるために、プリントした作品を展示することは、数多くの人に写真の魅力を伝えるためにも、とても意義のあることだと思います。
デジタルカメラの普及もあって、写真を楽しまれる方が増えていると思いますが、写真はプリントをして残し、その魅力を他の人々に伝えていくことも重要だと考えます。
そのためにも、クオリティの高い銀塩タイプのデジタルプリントを推奨している、キタムラの果たす役割は大きいと思っています。
―――お忙しいところをありがとうございました。 |