【マナティーの親子】最近力を入れて撮影しているのがこのマナティーだ。体長4mにもなる大型の動物を間近で撮影できる。この作品は絵画のようで気に入っている一枚。
■カメラ:ニコンF4 ネクサスハウジング レンズ:シグマ15mm フィッシュアイレンズ フィルム:ベルビア プラス1増感 絞り:f5.6 絞り優先オート プラス1/3補正 撮影地:アメリカクリスタルリバー フロリダマナティー



これからも野生動物を中心に撮影を行っていきます。

【サケの稚魚】いつも見慣れた川でも水の中を覗くとまったく違った世界が広がる。僕が水中も陸上も両方撮影対象にするのはどちらにも素晴らしいシーンがあるからだ。
■カメラ:ニコンF4 ネクサスハウジング レンズ:20mm F2.8 絞り:f4 絞り優先オート フィルム:プロビア プラス1増感 撮影地:北海道西別川

───先生は、国内での撮影では車に寝泊りしながら撮影しているとお聞きしていますが?

 普通のワゴン車を改造したものなのですが、沖縄を除いた国内の撮影はすべて、夏でも冬でもこの車に寝泊りしながらの撮影です。その最大の理由は撮影フィールドの近くに居られることです。宿に泊まってしまうと、撮影地に行くまで時間がかかり、自由が利かないですから。
 例えば、夜に車の中で地図などを見ていて、近くの撮影地を急に思い出したときでも、車ならすぐに行動に移せますから。もちろん宿泊代の問題も無視できません。それに、何十年もこのスタイルなので、車の中で寝た方が落ち着きます。

───最後になりますが、アマチュアカメラマンの皆さんに、アドバイスをお願いします。

 アマチュアの方は、時間的な制約もあるのでしょうが、目的のカットを撮影したらすぐに帰る方がほとんです。何度か同じ場所に通ってみたり、時間帯を変えることでもかなりの変化があるものです。そうすれば有名な撮影場所でも、人それぞれ、違った楽しみ方ができると思いますよ。
 写真を撮ることもちろんですが、その場所を楽しむことを実践していただけるといいと思います。

───本日はお忙しいところを、ありがとうございました。

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