浜田さん作品
【玉川湖】以前はこのような花畑が湖畔一面に広がる公園がありましたが、残念ながら現在は閉園されてしまったとのこと。

浜田さん作品
愛媛県西条市の長福寺の藤は、白・藤・桃の3色が連なり美しい。
浜田さん作品
今治市を流れる蒼社川にて。

   サイバーショットではじまった浜田さんのカメラライフは、すでにキヤノンEOS-1Dsをベースに、白玉と呼ばれる高級望遠レンズを数本擁する超本格的な陣営に。
 最初からデジタル派の浜田さんのツールは、さらに処理能力が高いデスクトップパソコンやノートパソコンにまで及び、撮影現場でのRAW現像などが、快適なスピードで処理できるまでになっています。
 そして、数年前に脚の手術をした浜田さんの活動には、車は切り離せません。重い機材をしょって撮影ポイントまで歩くことが難しいため、もっぱら車で近くまで行けるポイントばかりを選んでの撮影だとおっしゃいます。

 愛車は去年撮影専用に改造し、後ろの座席をつぶして機材室に。常に機材を乗せたままなのだということでした。車があれば、撮影からプリントの一歩手前までの状態まで、すべて自分で行える環境が出来上がっていました。


浜田さんの身体の一部であるワゴンR。

 デジタル写真の世界は進歩が早く、このような環境は数年前には考えられなかったでしょう。実際浜田さんも、以前は撮影から夜自宅に帰り、パソコンにデータを写すだけで、寝てしまうくらい時間がかかり、作品づくりの時間がとれなかったとおっしゃっていました。
 この充実したツール群は、作品づくりを最優先に考えるからこその環境づくりなのでしょう。
 浜田さんの作品にかける意気込みは並々ならぬものがありました。

浜田いつ子さんより

 私は、友人の薦めもあり2、3年前より本格的に写真を始めました。現在はキヤノンのEOS-1Dsを使用していますが、レンズを通して見る美しい画に圧倒され、撮影後もフレーミング、色調補正など自分で編集しています。これがとても楽しく、夜中の2〜3時頃までパソコンに向かっています。
 相手がいる作品なら出来上がった写真を差し上げることでコミュニケーションも深まりますし、人の心を癒すこともできます。
写真の楽しみ方も本当にたくさんあるということが、最近少しずつ分かってきました。
 鳥などを撮影する場合にも、健康状態が気にかかるようになりました。
 餌は足りているか、水質はどうかと心配です。魚の住める川や、源流にある緑を大切にすることが、鳥だけでなく私たちにとっても大切なことです。
 自然を守ることの大切さを、写真を通して訴えることができれば、写真を続ける意義もより深いものになると考えています。まだまだ初心者ではありますが、小さなFragileなものに近づく視点や大きな神に近づく視点を持って、写真を勉強し、日本だけでなく、世界に向けての写真の発信源になりたいと思っています。

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