滝田さん作品
 【オコタンペ湖】
  5月になり道路が再開された直後の湖の姿。


滝田さん作品
【仁別】
牧場の朝靄を狙った一枚。滝田さんが苦労して見つけたとっておきの撮影スポット。

【仁別】一帯には高い建物は一切なく、牧場と畑が続きます。

【オコタンペ湖】取材当日は湖周辺一帯は霧に包まれていました。上の滝田さんの作品と同じ場所に立ってみたものの、湖畔は全く見えず、残念でした。写真は背後の恵庭岳にレンズを向けたところ。

瀬戸内しまなみ海道大三島橋近くの港にて。本州(?)の造船所にレンズを向ける滝田さん。

【玉川湖】春になると湖畔に連なる桜が咲き乱れる花見スポット。

【オコタンペ湖】

 札幌から国道453号線を南に下ると支笏湖の少し手前にオコタンペ湖があります。
 急斜面の山間にあるため、湖畔周囲には林道すらなく、恵庭岳の中腹まで車で近づき、そこから徒歩で下ることになります。
 オコタンペ湖は北海道3大秘湖のひとつと形容されるほど、周囲は鬱蒼と原生林が残る、手つかずで静寂が広がる神秘の湖です。
 そして驚くべき特徴は、天候や季節、見る角度によって時にはエメラルドグリーン、時にはコバルトブルーというように湖面の色が変化することにあります。
 取材時の札幌は晴れていましたが、いざオコタンペ湖に着いてみると、山は霧に包まれ、車道脇の展望台からは湖畔は全く見えませんでした。
 また冬季は札幌市内からの道が通行止めになるので、注意が必要です。

【仁別(にべつ)】

 地図上で仁別一帯の環境を想像するのはほぼ不可能ですが、実際には畑や牧場が視界いっぱいに広がり、まさに北海道といった趣。
 この景色は普通なら美瑛、ニセコといった観光名所を想像しますが、なんとここはれっきとした札幌市内。ちょっと信じがたいですが、札幌市の中心までせいぜい車で30分の距離なのです。
 広い牧場に点在する、放牧された牛と牧草ロール。取材時はちょうど牧草が刈り取られる時期だったようで、そこかしこに牧草ロールが置かれていました。
 ここは滝田さんが美瑛やニセコのような風景にあこがれて、市内でも手軽に撮れる場所を探して見つけた撮影ポイントです。

【石狩湾・望来(もうらい)】

 石狩灯台の少し北になりますが、望来より北の海沿いは絶壁が連なるような地形になっています。
 海がエメラルド色に透き通り、岸壁の上に立つと、どことなく北欧的な風情を感じる日本離れ(?)した景色が広がります。海岸線は部分的に海水浴場になっているものの、岸壁周辺は民家もほとんどなく、景色を邪魔するものがありません。
 ここでは色とりどりのパラグライダーが空に舞う姿を見ることができます。
 取材に訪れた日は、風が強くパラグライダーは飛んでいませんでしたが、広くて青い空と、青い海、そしてカラフルなパラグライダーが揃えば、絶好の撮影ポイントなのは間違いないでしょう。
 また天気がよければ、ここからは積丹半島まで見渡すことが可能で、その半島の先に落ちる夕日も見逃せません。

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