【オキナワトウゴロウ】
毎年初夏に現れては、冬、いずこかへと消えていくイワシの仲間。集団行動をとることが、彼らの最大の生きる手段である。
■カメラ:ニコノスRS レンズ:フィッシュアイニッコール13mm シャッタースピード:1/125秒 絞り:f5.6 RVP100 撮影地:沖縄 |
|
日本という国は、非常に『水』に恵まれています。川も数多く流れていて、清流もいっぱいあります。そのせいか人々は水に対して意外と無頓着なところがあります。水に愛着を持っていないように思えます。それが乱開発につながり、日本列島をズタズタにした原因の一つでもあると思います。
日本の国土は小さいけれど、豊かな森が数多くあります。その森の恵みが川や海を育ててきました。それが今では開発によって森の恵みが十分に川や海に還元されなくなっています。例えば、川の流れを人工的に変えて真っ直ぐにすることなどは言語道断です。自然というものを全くわかっていない証拠です。46億年の月日が築いた自然の重みを、40〜50年しか生きていない人間の判断で破壊してしまうことは許されないことです。
自然界は時に我々に害を及ぼすこともありますが、悪いものはひとつもないのです。人間がちょっと我慢すれば、その後には素晴らしい恵みを与えてくれます。野生動物はとっくに知っていることですが、人間はそれに対する知識がまだまだ甘いと思います。人間が自然界に何かしてあげようなどと思うことは非常におこがましいことです。自然界にいかに受け入れてもらうかを考えた方がいいと思います。そうしないと、自然界も我々に対して心を開かないと思います。
――本日はお忙しいところありがとうございました。 |