PCC会員の腕自慢
中道慶一さん
私が写真をはじめたきっかけは、今から60年も前のことになります。友人からコダック社のボックス型ブローニー版のカメラを貰ったことが写真との出会いでした。はじめて撮影をして写真店で現像した写真は今も記憶に残っています。時を経て社会人となり、趣味として本格的に写真をはじめました。モノクロ写真のフィルム現像、引き伸し、暗室作業のすべてがとても懐かしく思い出されます。現在は進化の激しいデジタルカメラ全盛の時代であり、あらたな知識や技術を身につける必要がありますが、過去の体験が今でも役立つことも多く、あらためて自分の写真の原点に感謝しています。
「秋彩の庭園」
現在は、PCCフォトインストラクター認定を受け、写真教室の講師をつとめています。激動のデジタルカメラ時代にもかかわらず、熟年の生徒さんのカメラ熱は高く、そして女性の受講生が増えたことも喜ばしく感じます。普段は特にテーマを意識せず、「被写体はどこにでもある」と思い、撮影しています。身近なものから旅行、風景、祭り、花、移りゆく季節の情景など何でも被写体になるでしょう。写真を撮るときは、主題となる被写体を中心にフレーミングしてから、カメラのポジション、アングル、光線の状態を見極めて構図を決定。特にスナップ写真では、シャッターチャンスを逃さないように気をつけています。
写真は楽しみながらやっていくものであり、そこから生まれる個性の表現でもあります。このことを講座を通して多くの人達と共有することを心がけています。
今後も、受講生の熱意を高め、写真を楽しんでもらえるように教えていきたいと思います。
「晩秋の景」
「錦秋の茶処」
「the Milky way」
「秋の苗名滝-遠景-」
PCC会員の腕自慢