「AirPodsをうっかり洗濯してしまった!」「自分でできる対処法は?」機械を水没させてしまった時、早く何とかしなくてはと焦ってしまいますよね。しかし、慌てて対処しようとすると事態をより悪化させてしまうことも。そこで今回は、AirPodsを水没させてしまった時の適切な対処法やNGな対処法、修理の依頼方法を解説します。
AirPodsをうっかり洗濯してしまったり水没させてしまったりした場合は、以下の3つのステップにより復活させられる可能性があります。
まず、糸くずの出ない柔らかく乾いた布で、AirPodsに付いた水滴をできるだけ早く拭き取ります。イヤーチップに溜まった水分は、開口部を下向きにして布の上に乗せ、軽く叩いて取り除いてください。
次に、水分が完全に無くなるまでAirPodsを自然乾燥させます。充電ケースに入れる前に、必ずこのステップを行いましょう。
Air Pods Proの場合は、左右のイヤーチップを取り外して自然乾燥させると良いでしょう。ただし、AirPodsに再び取り付ける前にイヤーチップが完全に乾いたことを確認してください。
AirPodsが完全に乾いたら、デバイスとペアリングし、問題なく動作するか確認します。
ではここから、AirPodsを水で濡らしてしまった時にやってはいけないことを解説します。
以下の4つの行動は、事態の悪化や事故を招く可能性があるため避けるようにしましょう。
上記の項目について、以下で詳しく見ていきましょう。
AirPodsが濡れている時は、充電は行わないようにしましょう。濡れている状態で充電すると、通電してショートや発火を招く危険性があります。
充電と同様に、AirPodsの動作確認も通電の危険性があるため避けましょう。使用できるか気になっても、まずはAirPods内の水分を完全に乾かすことが大切です。
AirPods内部の水分を飛ばそうと、本体を振るのもやめましょう。水没したAirPodsを振ると、水分が飛ぶどころか内部に水が移動してしまう可能性があります。
水に濡れたAirPodsを長時間直射日光に当てて乾燥させたり、ドライヤーの温風で乾かしたりすることも避けましょう。
AirPodsの周囲温度が高くなりすぎたり熱が加えられたりすると、本体の動作や内部パーツの組み立てに使用されている接着剤などに悪影響を与える可能性があります。
一方で、ドライヤーの冷風であればよいわけでもなく、AirPodsは内部の構造が入り組んでいるため風を当てること自体にあまり意味がありません。
AirPodsの耐水性は、モデルによって異なります。
AirPods(第1世代および第2世代)の場合、防水性・耐水性はありません。そのため、内部まで水没させてしまった場合は、乾燥させても復旧が難しいことがあります。
AirPods Proの場合は耐水性があり、多少の液体であれば侵入を防ぐことが可能です。しかし、完全な防水仕様ではないため、水に浸かったり流水がかかったりすると故障につながるケースもあります。
充電ケースについては、どちらのシリーズも防水でも耐水でもありません。
どのモデルも完全防水ではないため、普段から水に濡らさないよう注意して扱いましょう。
今回ご紹介した方法を試してもAirPodsが復活しない場合は、専門業者へ修理依頼や相談をするのがおすすめです。また、水没直後は使えていたのに時間の経過とともに使えなくなってしまった場合も、専門業者に相談してみるといいでしょう。
AirPodsの修理依頼には、下記の方法があります。
AirPodsの修理は、製造元であるAppleの直営店「Apple Store」や正規サービスプロバイダへの持ち込み、またはApple製品に関するサポートを無料で行ってくれる「Apple サポート」へ問い合わせることで依頼できます。
Apple正規サービスプロバイダとは、Appleの認可を受けた正規修理店のこと。対応する技術者はAppleから修理のトレーニングを受けており、純正部品だけを使って修理を行ってくれるため安心です。
また、AppleCare+に加入している場合は、Apple Store、正規サービスプロバイダともに特別料金で修理を受けられます。ケースと両方のイヤホンをすべて水没させてしまった場合でも、保証期間内であれば3つまとめて特別料金での交換が可能です。
修理・交換料金の詳細については、Apple Storeや各正規サービスプロバイダへご確認ください。
カメラのキタムラは、Apple正規サービスプロバイダです。Appleが認める修理技術を持つ技術者が、純正パーツのみを使用してお客様のAirPodsを丁寧に修理いたします。
修理をご依頼の際は、インターネットからご希望の店舗と日時をご予約後、店舗までAirPodsをお持ち込みください。トラブルの内容から適切な診断を行い、最適な修理プランをご提案いたします。なお、修理内容によっては製品をお預かりする場合もございます。
以下が、カメラのキタムラでのAirPods修理の料金表です。
【AirPodsの修理料金】
本体/充電ケースのモデル | AppleCare+未加入の場合 | AppleCare+加入の場合 |
---|---|---|
AirPods Pro(片方) | ¥13,002(税込) | 一律 ¥3,700(税込) |
ワイヤレス充電ケース | ¥13,002(税込) | |
AirPods(片方) | ¥11,022(税込) | |
充電ケース(2nd) | ¥10,032(税込) | |
充電ケース(1st) | ¥10,032(税込) | |
ワイヤレス充電ケース | ¥11,022(税込) |
AppleCare+にご加入の場合は、保証期間中であれば製品のモデルに関わらず一律3,700円(税込)で2回まで修理できます。ただし未加入の場合は、製品の種類ごとに修理料金が上記のとおり異なり、買い替えをした方が費用を抑えられる可能性もあります。
今回はAirPodsを洗濯してしまった時の対処法や、やってはいけない対処法、専門業者への修理の依頼方法についてお伝えしました。
AirPodsを水没させてしまった時、慌てて動作確認を行ったり本体を振ったりすると、本来復旧できたはずのAirPodsも完全に壊れてしまう場合があります。まずは落ち着いて水分を完全に乾かすための対処をし、必要に応じて修理業者に相談しましょう。
Apple正規サービスプロバイダであるカメラのキタムラは、水没させてしまったAirPodsの修理・交換についてのご相談も受け付けています。お近くの店舗をぜひお気軽にご利用ください!
このページに掲載されている情報は2021年3月現在のものです
カメラのキタムラ Apple製品修理カウンターでは、安全対策を実施し、営業しております。
皆さまのご理解・ご協力をお願いいたします。
店舗にてスムーズに修理対応を行うためにiPhone・iPadなどのApple製品について、データのバックアップやAppleIDとパスワードのご確認、ご加入の各携帯電話会社の保証内容、Beats製品の修理に関してなど、来店前にご準備いただく必要のある項目をおまとめしております。必ず注意事項をご確認うえ、お近くの店舗まで来店予約を行っていただきますようお願い致します。
また、「iPhone(iPad・iPod)を探す」に関しても、修理受付時にはオフにしていただく必要があるため、あらかじめ解除方法についてご確認ください。