風景写真として月の魅力を最大限に表現
月景色写真家 森 光伸氏 |
古来より現代にいたるまで、日本人にとって月はなくてはならない存在でした。ある時は暗闇を照らす貴重な照明手段として、またある時には歌や物語の中で心情描写に用いたりと、私たちと月とは切っても切れない関係を続けてきました。今回はとにかく月が好きで、その魅力を20年以上にわたり写真で表現して、作品づくりをされている森光伸さんをご紹介いたします。
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桜を語る ■カメラ:マミヤM645 レンズ:セコールC210mm F4 絞り:f22
シャッタースピード:1/4 フィルム:フジクローム(RVP) 撮影地:山梨県韮崎市 |
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森光伸さんは、子供時代を天草地方の御所浦島で過ごされました。日が沈むとあたり一面は闇夜となり、非常に心細くなりました。そんな時に月明かりに照らし出される風景はとても頼もしく目に映っていたとか。以来、大人になり暮らす場所が変わっても、淋しい気持ちになった時には、いつも島で見ていたやさしい月の光や、力強く夜空に燦然と輝く月の姿を思い出し、いつしか月の魅力の虜になったそうです。 |
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