カメラのキタムラ
Vol.49 2004 SUMMER
 
  デジタル一眼レフのシャッターを切る前に  
■記録メディアを用意
大容量とコストパフォーマンスを両立したマイクロドライブ。HITACHI 3K4(写真は4GBタイプ)。 読み書き速度40倍速を実現したコンパクトフラッシュ。I・O DATA CF40(写真は512MBタイプ)。
デジタル一眼レフカメラの特性を生かすには、大容量・高速のメモリーカードを
高画質な画像を記録できるデジタル一眼レフカメラ。この特徴を生かすには、数多くの画像が記録できる大容量で、書き込み速度の速いメモリーカードの用意が不可欠です。
※特にRAWデータではJPEGに比べ、格段にファイル容量が大きくなるので注意。
■バッテリーの予備を忘れずに
オプションでバッテリーパックが用意されているシグマSD10。CR-V3電池のほかに、単3型乾電池も使用することができます。
屋外撮影や連続撮影には予備バッテリーを用意
デジタル一眼レフカメラは、フィルム一眼レフカメラに比べるとバッテリーの消費が早いので、予備のバッテリーがあると安心。特に専用バッテリーなどは場所によっては入手することができないことがあります。また、電池容量が大きい専用バッテリーパックなどが用意されている機種もあるので、長時間にわたる撮影にはこれを利用するのもいいでしょう。
■撮影時の各種設定
基本的な設定はコンパクトデジタルカメラと同様ですが、より細かな設定をおこなえるのがデジタル一眼レフカメラ。ここではいくつかの例を挙げてご紹介します。
長時間露光の撮影でも、ノイズリダクション機能で画面のざらつきを除去
デジタルカメラ特有の長時間露光時に発生するノイズ。このノイズは長時間露光により撮像素子が熱を帯びることが原因で、画像にざらつきがでてしまいます。しかし、ノイズリダクション機能を使うことで画面に発生するノイズを抑え、美しい画像を得ることができます。

OLYMPUS E-1:ノイズリダクション「オフ」 OLYMPUS E-1:ノイズリダクション「オン」
■撮影時の各種設定
ホワイトバランスでカラーコントロール
意図的に細かくホワイトバランスを変えてイメージを変えられるのもデジタル一眼レフカメラの魅力。好みの色味や変化のある作画にチャレンジしてみましょう。

オートホワイトバランスのほか、8種の光源をプリセット可能な、PENTAX *istD。
■撮影時の各種設定
記録画素数の決定
作品づくりのために最高画質に設定したり、スナップ撮りのために画質は低く設定する変わりに撮影枚数を増やしたり、その時の使用目的に応じて、記録する画素数の設定を変えることができます。
次回は、デジタル一眼レフカメラの特徴に合わせた、撮影アドバイスを予定しています。

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