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【夜明けの富士】西伊豆の戸田港を包み込むように突き出した御浜岬。外海の駿河湾に面した海岸線は球形をした岩で埋め尽くされている。ここから朝焼け直前の富士と打ち寄せる波を長時間露光で撮影した。撮影条件は北西の風で波立った時がチャンスです。
■カメラ:リンホフマスターテヒニカ レンズ:ニッコール210mm 絞り:f22 シャッタースピード:8秒 フィルム:フジクロームベルビア 三脚使用 撮影地:静岡県沼津市
〈撮影〉山梨勝弘 |
大判カメラにこだわり、一枚必撮の気持ちで臨む。
絵葉書的に風景写真を表現するのが私のポリシー。 |
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4×5を中心に大判カメラにこだわり、年間220日〜250日はオーダーメイドしたキャンピングカーに乗って、日本全国の自然風景を40年以上にわたり撮影。そして、実物以上にきれいに見せる“絵葉書”は風景写真の基本だとおっしゃる山梨勝弘先生。誰が見ても“きれいな写真”“ここへ行ってみたい”と思えるような写真を撮ることが山梨先生のポリシー。「四季の変化があり繊細で多彩な色彩など、日本の自然風景の魅力は尽きることがありません」。そんな山梨先生の取材方法は、思い立った時に出かけ、そこで出会った風景を撮ること。今回はその中から日本各地の冬景色をお楽しみください。さらに、先生の取材には欠かすことのできないキャンピングカーについてもご紹介いたします。 |
※表紙及び特集ページに掲載した写真は、すべて山梨先生の作品です。 |
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やまなし
かつひろ
1945年、東京生まれ。1966年東京写真短期大学(現・東京工芸大学)技術科卒業後、株式会社福田芳文堂に入社。1970年、退社後フリーに。1974年『信濃路』(山と渓谷社)出版。フジフォトサロンおよびペンタックスフォーラムにて、1983年、1985年、1986年、1987年、1990年に共同写真展「風景との対話」開催。1989年『Twelve
Colors』(大正出版)を共同出版。同年、有限会社山梨写真事務所設立。1992年、フジフォトサロンにて共同写真展「地球・この美しい自然」開催。1994年有楽町阪急にて共同写真展「四季水景」開催。フジフォトサロンにてPRO4写真展「四季彩彩」開催。写真雑誌『風景写真』において「新撮影地ガイド」を2年間連載。1997年写真集『龍が翔んだ日』(光文社)出版。フジフォトサロンにてPRO4写真展「龍が翔んだ日」開催。『満開の花紀行』(京都書院)出版。2000年フジフォトギャラリー日比谷にて「超パノラマ:日本の四季」開催。その他、毎年、企業カレンダーを作成、各種雑誌に作品を掲載。日本写真家協会会員。 |
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