カメラのキタムラ
Vol.47 2004 WINTER

いい写真づくりは、注意深く観察する力、
そして楽しみながら撮ることから生まれる。
 
アマチュア写真家を対象とした写真教室の講師や、フォトコンテストの審査委員も務められ、その親切でわかりやすいアドバイスで人気の丹地敏明先生。今回、先生が実際の撮影時に意識されていることについての貴重なお話をお聞きすることができました。また、早くからデジタル表現に取り組まれてきた先生から、銀塩表現とデジタル表現の違いについてなど大変興味深い感想・意見をいただきました。さらに今回、読者の方への特別企画として、先生が考案された冬ならではの撮影テクニックについて、作例写真と図解でご紹介いたします。アマチュア写真家の方々には大変参考になるテクニックにおけるお話をしていただきました。
※なお、表紙及び特集ページに掲載した写真は、すべて丹地先生の作品です。
たんじ としあき
1936年広島県福山市生まれ。広島県福山工業高校染色科卒業。出版社の写真部勤務を経て、1963年フリーランスとなる。風景写真を中心に、民家、伝統工芸、職人、刀剣などへの関心も高く、撮影対象は多岐にわたっている。活動も、国内の出版物や展覧会ばかりでなく、中国、オーストラリアでの写真展は話題を呼んだ。後進の指導にも熱心で、撮影会に写真教室にと、車で日本中を駆け回っている。ビデオアドバイスによる通信講座、フォトパラダイスアカデミーの専任講師でもある。主要著書および共著には『丹地敏明写真集 沖縄』(主婦と生活社)、『日本の民家』(山と渓谷社)、『美しい日本の旅』(学習研究社)、『日本の伝統工芸』(ぎょうせい)、『森の水音をきく』(世界文化社)、『変幻譜・The Microcosm of Freeze』(芸文社)、『水の調べ』(DDN)などがある。
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