【ソバの花】美味しい味覚であるソバは、春と秋とに花を付ける。これは、秋になって咲いたソバ畑の風景。一面に広がっていく光景を広角で撮影。北海道帯広市で。
■カメラ:ミノルタα-9 レンズ:17-35mm F3.5G シャッタースピード:1/60 AE+1/3補正 フィルム:RVP PLフィルター・三脚使用 撮影地:北海道帯広市 |
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その頃は”環境と人間“をテーマに写真を撮っていました。「人間はいかなるところに住むのが理想なのか?」。そのことを、写真を通して告発しなければいけない、という使命感がありました。
さらに、もうひとつは”風土と人間“です。「人間はいかなるところに生まれ、暮らしてきたのか?」。これも写真を通して表現していきたかったのです。”環境と人間“は社会性を持たせたテーマで、社会を”横に時間軸“で見て、時代のドキュメンタリーとして表現していくことです。
”風土と人間“においては、奥三河地方に古くから伝わる『*花祭』という、収穫のお祭りを、”縦の時間軸“で見たものでした。ですから、この祭りの撮影には10年以上かけました。この撮影の間に愛知県庁を退職して、本格的に写真家として活動を開始しました。
※花祭:その起源は、鎌倉・室町時代のころに修験者が伝えたと言われており、
七百年にも及ぶ長い歴史がある。国の重要無形民俗文化財にも指定されている。
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