入射光式露出計アプリ!「beeCam LightMeter」
2013.07.18 UP
beeCam LightMeter
¥無料
「beeCam LightMeter」はスマートフォンの照度センサーを利用した入射光式露出計アプリ。カメラ内蔵の露出計とは異なり、被写体の反射率に影響されずに露出を決定できます。デジタル一眼レフカメラや銀塩カメラでのマニュアル撮影時にお役立ちのアプリです!
- こんな時にオススメ
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カテゴリ | 写真 |
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更新 | 2013.02.11 |
サイズ | 154KB |
販売業者 | FM.Bee Corp. |
条件 | Android1.6以上 |
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そもそも露出ってなに?
写真用語で良く聞く「露出」という言葉、なんだかわかりますか?カメラが大好きな皆さんはご存知かもしれませんが、今回はちょっと丁寧に解説したいと思います。レンズを通して、フィルム面に適正な光を与えることを「露出」といいます。具体的には「フィルム感度(ISO感度)」※1に合った必要な光を「絞り」と「シャッター速度」を使ってフィルムに与えることです。「露出」は「構図」「ピント」とともに写真の三大要素と言われ、とても重要な要素です。そして、光の強度を測定し、設定すべき露出値を割り出すための機械が『露出計』です。今回ご紹介する「beeCam LightMeter」はスマートフォンの照度センサーを利用した入射光式露出計アプリです。入射光式露出計は、被写体に当たる光自体を測定するタイプの露出計。被写体の反射率や、被写体に近い方向の強い光源に影響されることなく適正な露出が得られます。
それでは早速アプリを使ってみましょう。アプリを起動したら、まず照度センサー※2が利用できるかどうか確認してください。照度センサーの利用ができるスマートフォンでは、[START]ボタンが表示され、利用できないスマートフォンでは、[START]ボタンの代わりに[INPUT]ボタンが表示されます。
照度を測定しよう!
[START]ボタンを押すとLUX※3の値が変動します。そのまま、被写体の手前にスマートフォンをかざして下さい。この時、必ず照度センサーの搭載されている液晶画面側を撮影に使用するカメラのレンズ側に向けてください。照度センサーは液晶画面側に搭載されているためです。[STOP]ボタンを押すと、照度の測定が終了し、画面に表示された照度(LUX)を元にISO、F値、シャッタースピード(T)が算出され表示されます。これらの値をご使用のカメラにセットして撮影してください。
照度センサーが使用できないスマートフォンの場合は[INPUT]ボタンを押して照度またはEV※4を設定します。([INPUT]で照度とEVのどちらを入力するかは、設定メニューで設定することができます。端末のメニューボタンを押すと、設定画面が表示されるので、[測定値の選択]メニューから、[手動入力した照度を使用][手動入力したEVを使用]のどちらかを選択しましょう。)照度またはEVを設定後、「OK」ボタンを押すとメイン画面に戻ります。選択された値より、ISO(フィルム感度)、F値(絞り)、シャッタースピード(T)が算出され表示されます。これらの値をご使用のカメラにセットして撮影してください。
お好みで細かい設定も可能です!
「ISO」を変更したい場合は、[ISO]ボタンをタップしましょう。[ISO]の設定画面が表示されますので、6・12・25・50・100・200・400・800・1600・3200・6400・12800の中から、お好みの数値を選択して、[OK]を押しましょう。メイン画面に戻り、F値、シャッタースピード(T)が改めて算出され、選択した「ISO」に合わせた値に変わります。絞り優先にしたい場合は[F]ボタンをタップ。[絞り]の設定画面が表示されますので、1.0・1.4・2.0・2.8・4.0・5.6・8.0・11.0・16.0・22.0・32.0の中からお好みの数値を選択しましょう。[OK]をタップするとメイン画面に戻り、シャッタースピード(T)が算出され値が変わります。シャッタースピードを優先したい場合は[T]ボタンをタップします。8.0・4.0・2.0・1.0・0.5・1/4・1/8・1/15・1/30・1/60・1/125・1/250・1/500・1/1000・1/2000・1/4000・1/8000・1/16000の中から、お好みのシャッタースピードの値を選択してください。[OK]をタップするとメイン画面に戻り、F値が算出され値が変わります。
また、端末のメニューボタンを押して、[設定]画面を表示させると、[測定値の選択][照度センサー補正][ステップ数][ISO感度ステップ数]の設定ができます。照度センサーの補正を行ったり、絞り・シャッター速度のステップ数を撮影に使用するカメラと同じステップ数に変更することができ、さらに使いやすくカスタマイズできますよ。人物撮影や小物撮影をマニュアルで行いたいカメラ好きの方にオススメのアプリです!
- ※1…フィルム感度(ISO感度)とは、国際標準化機構(ISO)で策定された写真フィルムの規格であり、あるフィルムがどの程度弱い光まで記録できるかを示す値。高感度になるほど数値が大きくなり、感光度が増す。
- ※2…照度センサーとは、スマートフォンのインカメラの横に付いているセンサーで、主に画面の照度の調整に使われる。
- ※3…LUXとは、国際単位系 (SI) における照度の単位。日本の計量単位令では「1平方メートルの面が1ルーメンの光束で照らされるときの照度」と定義されている。
- ※4…EV (Exposure Value)とは、露出値のことで、「露出の度合い」を示す数値。絞り、シャッター速度の組合せで決まる。
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