iPhone 6sのカメラを使いこなす!
2015.12.01 UP
いまやスマホのカメラは、携帯電話とは思えないほどの高クオリティ。
そしてその中でも、群を抜いているのが「iPhone 6s」のカメラです。iPhone史上最高の1200万画素を実現し、これまでのスマホにはなかった機能も追加されているiPhone 6s。
今回は、いま注目を集めているiPhone 6sのカメラの活用術を紹介しましょう。
「iPhone 6s」と「iPhone 6」で撮り比べ
一世代前の「iPhone 6/6 Plus」のカメラは800万画素でしたが、新たに登場した「iPhone 6s/6s Plus」のカメラは1200万画素。一気に画素数が上がりました。
そこで、実際に「iPhone 6」と「iPhone 6s」で撮り比べてみました。
iPhone 6sは画素数が上がったため、細部まで鮮明に捉えられるようになりました。また、鮮明でありながら柔らかい印象に写すことができました。特に、人物を撮影すると違いが顕著に現れます。
iPhone 6では色鮮やかな写真が撮れますが、顔にかかった影も強くなってしまいます。その点、iPhone 6sではソフトな雰囲気で影もできにくく、加工アプリを使わなくても美肌に写すことができます。
写真以上にその場の雰囲気を味わえる「ライブフォト」
iPhone 6s/6s Plusで新たに搭載された面白い機能といえば「ライブフォト(Live Photos)」。このモードで撮影をすると、シャッターを切った瞬間の前後3秒間の映像や音声も保存することができちゃいます。
動画ほど長くは撮れませんが、静止画だけでは伝わらない雰囲気が伝えられる、新たな思い出の残し方といえます。
映像として残せるので、「はいチーズ」と撮る記念写真よりも、被写体が動いている最中を撮影すると面白く仕上がります。
シャッターボタンを押す前の1.5秒と、押した後の1.5秒の計3秒間が映像として保存されるので、撮るタイミングが重要です。例えばジャンプしている写真を撮るとしたら、ジャンプして一番高い位置にいる時にシャッターボタンを押すとちょうどいいでしょう。
人物だけでなく、湯気の立った鍋やロウソクが揺らめくバースデーケーキなど、動きのある料理を撮影すると、その場の雰囲気が残しやすくなります。動いている電車などを撮影するのも面白そうですよね。
今回はブランコに乗っている様子や、ジャンプした瞬間をライブフォトに収めました
ライブフォト撮影の注意点は、カメラを動かさないこと。
3秒という短い時間の中でガチャガチャ動かしてしまうと、メインとなる被写体が目立たず、落ち着きのない映像になってしまいます。
ライブフォトを撮る時は、脇を絞めてiPhoneを持ち、グラつかないようにしましょう。柵などがあれば、その上にスマホを置いて撮ると失敗しにくいです。また、シャッターを押した後、すぐに動かしてしまわないように注意しましょう。
進化した「インカメラ」で自撮りのクオリティもUP!!
iPhone 6では120万画素だったインカメラも、iPhone 6s/6s Plusでは500万画素まで解像度が上がりました。
そして、最大の特徴といえるのが、画面が光ってフラッシュになる「Retina Flash」が搭載されたこと。このフラッシュは自撮りに特化しているんです。
背面側のカメラについているフラッシュは1つのLED電球が光る“点光源”のため、光は強いのですが、影ができたり肌がテカったりしがちです。しかし、「Retina Flash」は画面全体が光る“面光源”なので、光が柔らかく顔をふんわりと照らしてくれるのです。
室内や夜など、薄暗い場所で自撮りする時に重宝するでしょう。
<監修カメラマン>高橋定敬さん
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