子ども・動物の撮り方
2014.04.15 UP
子どもや動物の自然な表情を撮ることは意外と難しいものです。子どもの自然な表情を撮るには、遊んでいるときや何かに集中しているときの表情を撮るのがよいでしょう。カメラ目線で笑顔の写真もよいですが、成長が早い子どもだからこそ、今しか見られない何気ない表情を残しておきましょう。動物は、ペットなのか、そうでないかによって撮り方が異なります。それぞれに合った撮影方法を解説します。
子どもの撮り方:連続で撮る
動きが早い子どもに対して1 枚だけきちんと撮るというのは不向きです。子どもが遊んでいるところを撮るときは、四コマ漫画の感覚で連続でストーリーを持たせて撮るのがおすすめです。作例のように連続写真を並べて一枚にすると、多少ぶれているものが中に入っていても気にならなくなります。動きの早い子どもの撮影にとっては大きなポイントです。また、撮影後にフォトブックやアルバムなどを作る時にも、このような写真が入ると、一枚画とは違った動きのあるページを作ることができます。
動物の撮り方:ペットの場合
ペットの写真は、飼い主とペットお互いの関係性でしか撮れないアングルで、語りかけるように、ペットと目線を同じにすることがポイントです。スマホのカメラは画角の広いレンズのものが多いので、近づけば近づくほど被写体がタル型に歪みます。この歪みを利用すると中央が誇張され立体的になり、より愛らしい表情の写真が撮れます。その際、逆光気味で撮ると毛並みをはっきりと写す効果も期待できます。また、散歩中の撮影にはおやつを見せて動きを止めてから撮るとよいでしょう。
動物の撮り方:街ネコの場合
街で見かけるネコを上手に撮るのはなかなか難しいものです。うまく近づくことができても逃げられてしまうことも多いので、いつでも写真が撮れるように、常にスマホのカメラを起動させておくことがポイントです。また、近づいてアップの写真を撮るばかりでなく、ネコの日常の暮らしがわかる写真を撮っておくのもよいでしょう。
スマ☆テクは、スマートフォンのカメラで美しく写真を撮るためのテクニック集「スマフォトテクニック」の内容の一部を掲載しています。もっと詳しく知りたいという方は、本を手にしてみてくださいね。アプリの紹介やデータの管理術など、お役立ち情報がもりだくさんです!
著者プロフィール
黒田智之(くろだともゆき)
LOCUS. AND WONDERS.(ローカス・アンド・ワンダーズ)
1971年生まれ。LOCUS. AND WONDERS.代表。東京都出身。映像制作会社等を経て、現在フリーのクリエイター。近年はiPhoneをはじめとするスマートフォンのカメラ関連書籍の執筆、スマホ 写真関連セミナーの講師も行っている。
『美しく撮るスマフォトテクニック』(FOM出版刊)をはじめ、多数の執筆書籍がある。