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思わず“キュン♪”となる風景を。紅葉の赤や黄色を鮮やかに撮りたい!

2012.11.06 UP

11月号鮮やかな紅葉の撮影方法をプロのカメラマン監修のもとレクチャーします

木々が赤や黄色に色づく季節がやってきました。
美しい風景をそのまま残したいけど、キレイに撮るのは難しい…という経験はありませんか?
そこで、今回は紅葉を色鮮やかに撮る方法をお教えいたします!

ピントは「紅葉」に合わせよう

赤や黄色など、まだらに色づいた山を撮りたい場合は、ピントを合わせる場所に注意しましょう。

覚えておきたいのが、カメラは明るい部分に反応しやすいということ。
普通に撮ると明るい空にピントが合い、山が暗く写ってしまう可能性があります。

そこで、スマートフォンを構えたら山の部分をタップし、ピントを山に合わせましょう。
ピントを合わせることで、明るさも山に合わせた写真を撮れるので、紅葉もキレイに写すことができます。

これは、紅葉している葉を近くで撮りたい場合も使えるテクです。
特に下から空に向かって撮る場合は、紅葉している部分をタップするクセをつけるといいでしょう。

  • 真っ暗
  • 山をタップするだけ

そのまま撮ると明るい空に照準が合うため、山は真っ暗になってしまいます
山をタップするだけで、同じ風景でもこんなに違いが出ます

ホワイトバランスは「曇りモード」で

「カメラで撮ると、紅葉の鮮やかな色が出ない…」と悩んでいる方も多いはず。
実は、カメラは目で見ている風景より青みが強く写る傾向があるので、紅葉がキレイに写らないのは当然のことなんです。

紅葉を見たままの鮮やかな状態で撮るには、写真の色を補正する機能である「ホワイトバランス」を活用しましょう。
方法は「曇りモード」に設定するだけ。

曇りの日は、晴れた日よりも青みがかかりやすいので、「曇りモード」にすると赤みを補ってくれます。
つまり「曇りモード」で撮れば、紅葉の赤や黄色が強調されるというわけです。

ホワイトバランスが調整できないスマートフォンであれば、「Mill Colour」などの写真調整アプリを使ってみましょう。

  • 設定していない場合
  • 「曇りモード」で撮った場合

設定していない場合。青みが強く、寒々しい写真になってしまいます
「曇りモード」で撮った場合。紅葉の色が強く出るようになります

紅葉を近くで撮るときは「逆光」で

カエデやイチョウの葉を近くで撮りたいときは「逆光」で撮るのがポイント。
太陽を背にして、順光の状態で撮ってもキレイですが、ぜひ逆光も試してみてください。

太陽の光で葉が透け、アーティスティックな写真が撮影できます。
また、紅葉の色も淡く写り、幻想的な雰囲気になります。

ただし、カメラの中に太陽が入らないように注意しましょう。
太陽が写り込むと、強い光で風景が白く飛んでしまいます。

  • 順光で撮った場合
  • 逆光で撮った場合

順光で撮った場合。これでも十分キレイですが、普通な印象逆光で撮った場合。葉に透け感が生まれ、オシャレな写真に仕上がります

撮影を終えて・・・

紅葉を鮮やかに撮るのは難しいと思っている方も多いと思いますが、少しの工夫でキレイに撮ることができます。
今回紹介した方法も、誰でもすぐにできるものばかりです。

木々が色づいてきたら、ぜひ試してみてください。
撮った後に見返したくなる美しい風景写真が撮れるはずですよ。

自慢したくなるような紅葉写真が撮影できたら、「月刊みんなのスマホト」まで送ってくださいね。

<監修カメラマン> 片桐圭さん

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