食欲の秋をかわいく収めよう♪スイーツの撮り方
2015.10.06 UP
スイーツの撮影方法をプロのカメラマン監修のもとレクチャーします
秋は、栗にブドウにかぼちゃなど、旬の食材を使ったスイーツが続々と登場しますよね。
見た目もかわいらしいから、食べる前に写真に残す人も多いはずです。
そこで今回は、いつも以上においしくかわいく見せるスイーツ撮影のコツを紹介します♪
豪華なデコ系スイーツは「寄り」で撮ってシズル感を出す
生クリームやフルーツでデコレーションされたパンケーキ、フレンチトーストなどのスイーツは、全体を写真に収めたくなりますよね。
ただ、パンケーキなどは全体を収めようとすると、スイーツとカメラの距離が遠くなりますよね。細かな部分が見えにくいと、おいしさが伝わりづらい写真になってしまうのです。
おいしさを伝えるためには、全体のポイントとなる部分に寄って、撮ってみましょう。例えば、たっぷり盛られた生クリームやカラフルなフルーツなどをポイントにしてみましょう。
寄ることで、パンケーキの質感やソースのつやが再現され、今にもおいしそうな香りが漂ってきそうな写真に仕上がります。
ケーキはあえて「真上」から撮って新鮮さUP
カットされたケーキを撮影する時、斜め上から寄りで撮る人がほとんどでしょう。この撮り方でも、まったく問題ありません。ショートケーキやミルクレープなど、層になっているケーキは断面図を見せることで、おいしそうに写せます。
ただ、見慣れているカットなので新鮮さはありませんよね。
そこで、いつもと少し違った角度から撮ってみましょう。ケーキをお皿に乗せた状態で、真上から撮ってみます。
写真のフレームの四角、お皿の丸、ケーキの三角と違う形が重なり合い、幾何学模様のようなユニークな写真に仕上がります。
全体も収められる撮影法なので、実は日記やログとして残すのにも向いた撮影法です。
小さなスイーツは「整列」させてポップに
マカロンやチョコレートといった小ぶりなスイーツは、1個だけ撮るよりも複数個を一緒に撮った方がかわいらしく、おいしそうに見えます。
並べ方は何通りも考えられますが、ランダムに並べるのがオーソドックスでしょう。スイーツは見た目がかわいいので、適当に並べても画になります。
あえて整列させたり、積み重ねたりすることで、ワンランクUPした写真が撮れます。特にカラフルなマカロンは、おもちゃのようなポップさが生まれ、見ているだけでワクワクするようなメルヘンチックな雰囲気になります。
パッケージは「奥」に置いて立体感を出す
パッケージがかわいらしいスイーツって、たくさんありますよね。せっかくなら一緒に写真に収めたいと思うものです。ただし、並べて撮るだけでは味気ない写真になってしまいます。
スイーツとパッケージは横に並べるのではなく、縦に並べて撮りましょう。手前にスイーツ、奥にパッケージがくるように撮影すると立体感が生まれ、おいしそうに見えます。パッケージを置くことで、背景もにぎやかになりますよね。
撮影を終えて・・・
今回はスイーツの撮影法を紹介しました。
スイーツは、種類によって形が違うことが特徴です。そのため、おいしそうに見える角度や構図もさまざま。カメラの角度や並べ方を変えて撮ってみてください。きっとおいしそうに見える位置があるはずです。
スイーツは色味も大切です。明るい場所で撮影すれば発色が美しく、おいしそうな写真が撮れます。明かりも気にしながら、撮ってみてくださいね。
<監修カメラマン> 片桐圭さん