夜景で自撮り、キレイに撮るには…?
2015.12.01 UP
キレイな夜景の中で自撮りする方法をプロのカメラマン監修のもとレクチャーします
街がイルミネーションで彩られる季節がやってきました。
キラキラと輝く街明かりと一緒に“自撮り”をする人も多いはず。しかし、イルミネーションがキレイに写らなかったり、逆に自分の顔が暗くなってしまうことがありませんか?
今回は、自分の表情と夜景、どちらも主人公にする自撮り法を紹介します。
イルミネーションやスマホの明かりを“照明代わり”にしよう!
夜の屋外での自撮りは、自分の顔を明るく照らす光がないため、日中よりも撮影が困難です。そこに明るい夜景やイルミネーションが加わると、自分の顔が暗く映ってしまったりと、さらに難しくなりそう…。
こんな時は、考え方を変えましょう。街灯やイルミネーションを「照明」として使えばいいんです。
並木道のようにイルミネーションが並んでいる場合は、電球で飾りつけられている木と木の間に立ち、正面にある電球の光を照明代わりにしましょう。
近くに建っているビルの照明や街頭ビジョンの明かりを借りるのも、1つの方法です。
街灯やイルミネーションの色に左右されてしまうのが気になる場合は、インカメラで撮影しているスマホの画面の光を照明代わりにしてみましょう。
画面の明るさを最大値まで上げると、その光が顔に反射して、表情を捉えられます。特に、遠くの夜景を背景に入れて撮る時は、周りに明るい照明がないことも多いです。画面の光を使えば、どこでも撮影できますよね。
2人以上での自撮りは“イルミとの位置関係”に注意
写真に入る人数が多いと、その分、夜景が隠れてしまいますよね。
その失敗を避けるには、イルミネーションなど、背景に入れたい対象から少し離れることが大事です。距離をとることで、写真に入る照明の数を増やせます。人で夜景が隠れてしまっても、光の数が多ければ明るく華やかな写真になるのです。
「写真の下半分に人、上半分に夜景を入れる」、「人と人の間にイルミネーションを入れる」など位置関係も考えて撮ると、人も夜景もメインの自撮りになりますよ。
“盛れるカメラアプリ”で夜景自撮りも美肌に♪
自撮り写真を盛ってくれるカメラアプリ「BeautyPlus」(iPhone、Android/無料)なら、夜景撮影でもキレイに写してくれます。
夜の屋外で撮る写真は画質が粗くなりがちですが、「BeautyPlus」の夜景モードで撮影すると、自然な加工で美肌に整え、画質の粗さを目立ちにくくしてくれます。
夜景やイルミネーションの明かりもキラキラにしてくれるので、ロマンチックな写真に仕上がりますよ。
ただし、夜景モードはシャッタースピードが落ちるため、ブレやすくなります。スマホを持っていない方の手でスマホを持っている方の腕を支えるなど、固定させる工夫をして撮ってみましょう。
撮影を終えて・・・
今回は夜景を入れた自撮りの方法を紹介しました。
自撮りは、自分の顔もしっかり写すことがポイントです。
そのためには照明が必要なので、いろいろな方法を紹介しましたが、iPhone 6sのRetina Flashを使うのもいいでしょう。スマホが2台以上ある場合は、撮影に使わないスマホのライトを照明代わりにする方法もあります。背景に入れるイルミネーションが明るい場合は、フラッシュやライトなど強い光を当てるとバランスがとれますよ。
逆に遠くの夜景など、背景の光があまり強くない場合は、フラッシュを焚くと顔がテカったり白くなりすぎたりしてしまいます。上で紹介した画面の光くらいの柔らかさの方が、自然な写真に仕上がります。
いろいろな方法を試して、写り方の違いを楽しむ気持ちで撮影してみてくださいね。
<監修カメラマン>
フォトコミュニケーション®協会代表理事・フォトグラファー 渕上真由さん