スマホのやりすぎにご注意!?
2014.01.28 UP
SNSやゲームに夢中になって、スマホを長時間使用することってありますよね。
しかし、長くスマホを使っていると、体に不調を感じることがあります。
そこで、今回はスマホのやりすぎによって起こりえる症状を解説します。
スマホの長時間使用によって起こりうる「スマホ症候群」
スマホの使用によって起こる体のトラブルを「スマホ症候群」と名付けたKIZUカイロプラクティックグループ代表院長・木津直昭先生に、長時間使用によって起こりうる症状を教えてもらいました。
ストレートネック
スマホを使用すると、下向きになりがちです。その状態を続けると、首の自然なカーブがなくなる「ストレートネック」になってしまうことがあります。
特に、女性は首の筋力が弱いため、ストレートネックになりやすいです。
ひどくなると、首や肩のこり、頭痛、首が動かしにくくなるなどの症状が出てきます。
スマホ肩
スマホを使用するときは、自然と肩が上がり、前に出てしまいます。常に肩に力が入った状態になってしまうため、肩がこりやすくなります。症状がひどくなると、腕が上がりにくくなることも。
肩が前に出ると、胸が開かず肺が機能しにくくなり、呼吸が浅くなり、頭痛や肩こり、イライラの原因になることもあります。
- 普段から猫背ぎみの人は、特に注意が必要
腱鞘炎
ゲームで素早く操作したり文字を打ち続けたりして、頻繁に指を使うことで、腱鞘炎になる可能性もあります。
テキスト・サム損傷
親指や小指でスマホを支えるように持つと、スマホの形に合わせて指が変形することがあります。
痛みなどはほとんどないので自覚しづらいですが、指が曲げにくくなることがあります。
- 小指で支えるように持つと、小指にくぼみができることが
ソファが「スマホ症候群」を進行させる!?
「スマホ症候群」を防ぐためには、操作自体を減らすだけでなく、操作するときの姿勢にも注意しましょう。
ソファや床に座っての操作はNG
ソファなど柔らかいイスに座ると、首が下を向き、肩が前に出やすくなってしまいます。床も同じような姿勢になりやすいです。
寝た姿勢での操作はNG
寝る前など、布団の横たわってスマホを操作する人もいると思いますが、寝ながらだと肩に力が入りやすくなります。スマホ肩を進行させる可能性があるので、避けた方がいいでしょう。
スマホを目線の高さに持ってきて「スマホ症候群」を予防
「スマホ症候群」の予防には、スマホを目線の高さにもってくることが重要です。
しかし、目線の高さに持ってくると、腕が疲れてしまいます。
そこで、スマホを持っている腕のひじと体の間に、もう片方の拳を挟むようにしましょう。これだけで、腕に負担を軽減しつつ、ストレートネックの予防になります。
背筋も伸ばせるように、硬めのイスに深く腰をかけるとベストです。
腱鞘炎やテキスト・サム損傷を防ぐためには、使用時間を減らしたり、定期的に休憩を挟んだりする必要があります。
あとがき
今回は、スマホの長時間使用によって起こる症状を解説しました。
スマホ使用の姿勢など、思い当たるところはありませんでしたか?
SNSやゲームを存分に楽しむためにも、負担がかかりにくい姿勢で操作するようにしましょう!
※参考:木津直昭著「スマホ症候群に気をつけて!」(双葉社)
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