ドコモ、au、SoftBank、通信キャリアの“光サービス”の特徴は?
2015.04.28 UP
ドコモ、au、SoftBank、それぞれが提供している「光インターネット接続サービス」。
自宅のインターネットの接続に「光ファイバー」を用い、スムーズなネット環境を実現するとともに、家族のスマホ利用料も抑えられるというサービスです。
今回は、サービスの内容と各キャリアの特徴をご紹介します。
そもそも「光インターネット接続サービス」ってなに?
「光インターネット接続サービス」の最大のメリットは、自宅のインターネットが高速化することです。
一般家庭の電話回線を使ってネット接続を行う「ADSL」は、通信速度が最大50Mbps(1秒間に50メガバイトのデータを受信)。
比べて「光インターネット接続サービス」は、最大1Gbps(1秒間1ギガバイトのデータを受信)で、ADSLの約20倍です。
- ※約120分の映画1本(約4GB)を記載の速度で転送した場合。グラフはイメージで、実際にダウンロードできる速度を示すものではありません
インターネットの通信速度が速いと、動画などのダウンロード時間を短縮でき、オンラインゲームなど容量の大きいコンテンツもすぐに立ち上げられます。メールの送受信も快適に行えますよ。
速度に関しては、どのキャリアも「最大1Gbps」と、違いはありません。
各社の特徴が出ている部分は、料金面といえそうです。また光接続サービスは、光回線をインターネットにつなげるプロバイダ(インターネット接続業者のこと)を選ぶ必要があります。各社、選べるプロバイダの違い、料金の違いなどがあるので、チェックしてみてくださいね。
ドコモ、au、SoftBankそれぞれの料金体系やオプションを紹介していきましょう。
「ドコモ光」の特徴
ドコモは、光接続サービス「ドコモ光」に、スマホの料金プラン「パケットパック」を組み合わせることで、「ドコモ光」とスマホの利用料をまとめて抑えられる「ドコモ光パック」を2015年3月にスタートしました。
家族でパケット通信データ量を分け合う「シェアパック」と同様に、家族単位での契約も可能です。1つのシェアパックにつき、10回線まで契約できます。
光サービス「ドコモ光」とドコモのスマホ料金「パケットパック」を別々に入るより、「ドコモ光パック」に入った方がお得に利用できるんですよ。さっそく料金を見てみましょう。
ドコモ光パック (利用可能パケットデータ量) |
月額利用料(戸建) | 月額利用料(マンション) |
---|---|---|
光シェアパック30(30GB) | 24,500円 | 23,500円 |
光シェアパック20(20GB) | 18,700円 | 17,600円 |
光シェアパック15(15GB) | 15,900円 | 14,700円 |
光シェアパック10(10GB) | 13,500円 | 12,300円 |
光データLパック(8GB) | 10,900円 | 9,700円 |
光データMパック(5GB) | 9,400円 | 8,200円 |
光データSパック(2GB) | 8,200円 | 7,000円 |
光らくらくパック(200MB) | 6,700円 | 5,500円 |
- ※2年定期契約ありの場合
- ※「ドコモ光タイプA」で契約した場合。「ドコモ光単独タイプ」では上記金額-200円、「ドコモ光タイプB」では上記金額+200円となります。プロバイダによってタイプが異なります
- ※「ドコモ光タイプA」はplala、BIGLOBE、DTI、ドコモnetなど、「ドコモ光タイプB」(2015年6月1日から提供開始予定)ではSo-net、@nifty、OCNなどからプロバイダを選べます。「ドコモ光単独タイプ」は光接続サービスの契約とは別にプロバイダの契約が必要になります
- ※月額利用料に「光ファイバーサービス利用料」「プロバイダサービス利用料」「機器レンタル料」が含まれます
たとえば、家族で「シェアパック30」(月額利用料22,500円)を使っていて、「ドコモ光(タイプA)」(月額利用料5,200円(※1))を別に契約すると合計27,700円になります。
しかし、「ドコモ光パック」なら、「シェアパック30」と同じデータ量の「光シェアパック30」で3,200円割引されることになるんです。年間にすれば38,400円の割引です。
さらにお得になる割引もあります。
2016年3月末までの期間限定割引「光スマホ割」。「ドコモ光パック」契約のタイミングで、携帯電話の新規契約や他キャリアから乗り換えした場合、その携帯電話の利用料金から毎月1,350円割引(1年間)されます。
スマホを買い替えようと考えている人は、今がチャンスといえそうです。
利用年数に応じて割引される「ずっとドコモ割」や、25歳以下のユーザーを対象とした「U25応援割」も併用できるので、該当していればさらにお得になりますよ。
- ※1 戸建・定期契約ありの場合。マンション・定期契約ありの場合は4,000円
「auひかり」の特徴
auの光接続サービス「auひかり」は、スマホとは別の独立した料金体系になっていますが、加入することでスマホの利用料が割引になります。
「auひかり」に加入するなら、3年の継続利用を条件とした「ずっとギガ得プラン」がお得。利用年数に応じて、月額利用料が割引されていくプランです。
auひかり(ネット+電話) | 月額利用料(戸建) | 月額利用料(マンション) |
---|---|---|
1年目 | 5,600円 | 4,300円 |
2年目 | 5,500円 | |
3年目以降 | 5,400円 |
- ※「口座振替・クレジットカード割引」適用時の金額です
月額利用料のなかには、「光ファイバーサービス利用料」「プロバイダサービス利用料」「機器レンタル料」がすべて含まれています。またプロバイダを複数の中から自由に選ぶことができ、料金が変わらないところも特徴です。
「auひかり」の契約と合わせて、使用しているauの携帯電話で「auスマートバリュー」に申し込むと、最大2年間、利用料から毎月2,000円割引(※2)されます。
家族全員が対象となるので、4人家族なら毎月8,000円割引(※2)されるというわけです。
- ※2 契約しているデータ定額サービスによって割引額は異なります
「SoftBank光」の特徴
SoftBankの光接続サービス「SoftBank光」も独立した料金体系ですが、auと同様に加入することでスマホの利用料が割引されます。
「SoftBank光」の料金はすごくシンプルです。
SoftBank光 | 戸建 | マンション |
---|---|---|
月額利用料 | 5,200円 | 3,800円 |
- ※自動更新ありプラン(2年間自動更新)に申し込んだ場合の金額です
- ※月額利用料に「光ファイバーサービス利用料」「プロバイダサービス利用料」が含まれます。プロバイダはYahoo! BBになります
「SoftBank光」に加入することで、使用しているSoftBankの携帯電話の利用料が最大2年間、毎月2,000円割引(※3)されます(※4)。
家族全員が対象となるため、4人家族なら毎月8,000円割引(※3)されるというわけです。
「SoftBank光」に加えてオプション「Yahoo! BB基本サービス」に加入すると、Yahoo! JAPANのお得なサービスが利用できます。
スタンダードプランなら、オンラインショッピングモール「Yahoo!ショッピング」や大容量オンラインストレージ「Yahoo!ボックス」、「Yahoo!メール」が利用できます。プレミアムプランでは、「Yahoo!ショッピング」での買い物でTポイントが10倍になったり、「GYAO!ストア」で動画見放題になったり、1,000以上の特典がついてきます。
ネットライフも充実しそうですよね。
- ※3 契約しているデータ定額パックによって割引額は異なります
- ※4 「SoftBank 光」で割引を受ける場合、「光 BBユニット」、「Wi-Fi マルチパック」・「Wi-Fi 地デジパック」のいずれか、「ホワイト光電話」・「光電話(N)+BBフォン」・「BBフォン」のいずれかへの加入が必要です
あとがき
今回は、料金を中心に、各キャリアの光インターネット接続サービスを紹介しました。
しかし、メリットは料金を抑えられることだけではありません。
Wi-Fiを経由して光接続サービスにスマホをつなげば、動画やゲームもサクサク動いてくれます。どのキャリアも月額制ですから、自宅では常にWi-Fiに接続しておいても料金が高くなる心配はありません。
家でパソコンやスマホを頻繁に使う方は検討してみては? キャリアによって料金やサービスが変わってくるので、参考にして選んでみてくださいね。
- ※掲載されている製品・サービスは、2015-05-01 現在の情報になります。
- ※スペック情報、価格は万全な保障を致しかねます。詳細については、各メーカーにお問い合わせください。