Vol.8(後編)トータルテンボスさん
2012.07.17 UP
有名人のみなさんは、普段どんな風にスマートフォンを使い、どんなスマホトを撮っているのでしょう? スマホ活用法から、いつもは見られない素顔にまで迫っちゃいます。
今回ご登場いただいたのは、お笑いコンビのトータルテンボスさん。お互いのお子さんの印象から子育て論まで、ディープに語ってくれました!
大村さんが藤田さんの子にトラウマを…?
――前編で少しお子さんの話をうかがいましたが、おふたりは、お互いのお子さんについてどんな印象をお持ちですか?
大村「藤田の娘は、ひげが生えてるんですよ。その印象が一番強いです」
藤田「娘ヒゲ生えてなくね!? まったく生えてないですよ! なんでか知らないですけど、ヒゲ生えてるってずっと勘違いしてるんですよね」
大村「(笑)。すごくシャイなイメージですね。僕と目も合わせてくれないですもん。覗きこむと蛇ににらまれた蛙みたいに固まってます。よくコイツの嫁さんに怒られてますよ。『何なのさっきの態度!』って(笑)。“パパの知り合い”としては認識されていると思いますけど、生身の僕には心を開いてくれないです」
藤田「人見知りなんですよね。家では騒ぐんですけど」
大村「昔、『しまじろう』っていうキャラクターのぬいぐるみを藤田の娘が肌身離さず持っていたんですけど、それをゆっくり没収したことがあるんです。それがトラウマになってるのかもしれないなあ」
藤田「そんなことしたのかよ!(笑)」
大村「あ、でも、一回テンション的に調子が良かったんですかね? 彼の娘がオレに、『ねえねえ、今度いつパパにイタズラするの?』って聞いてきたことがあります。『あ、公認なんだ』と思って(笑)。イタズラされてるのを見て、『パパをいじめないで!』みたいな感じなのかと思ってましたけど、むしろ楽しんでたっていう」
藤田「嫁からもそういう扱いされてるからね。尊敬以上に友達みたいな感覚で、おもしろい人っていうイメージは子どもには与えていると思います。大村の息子は、聞く限りではメチャクチャ活発な感じがしますね。実際会うと甘える感じでちょっかいを出してきたり、大村の後ろに隠れながら僕を見てニヤニヤしてますよ」
――スマホのカメラを使ってお子さんを撮影することもありますか?
藤田「子どもとどこかに遊びに行ったときなどは撮りますね。あと、動画もよく撮ります」
大村「僕も。あと嫁から子どもの写真がよく送られてきます」
――どんな表情を撮るのが好きですか?
藤田「その都度違いますね。すごく汚い写真も撮りたかったりしますし…おにぎり食べながら寝ちゃって、鼻にごはんがつまっちゃってる写真とか」
大村「うちはカメラ向けるとふざける習性ができちゃってますね。僕は自然な感じがいいので別にそれで構わないんですけど、嫁はちゃんとした写真も撮りたいみたいで、『ちゃんとして!』って押さえつけて撮っていることがあります。面白いことをやったときに、カメラの起動が間に合わないと、もう1回やってもらうことも。でも、しっかり演技指導しても、やっぱり最初の面白さにはかなわないですね」
小さなころからお笑いで英才教育!?
――子育てのポリシーみたいなものがありましたら、ぜひうかがいたいです!
大村「人様に迷惑をかけるなっていうこと以外は、自由にやらせてます。あとユーモアセンスみたいなものはどんな職業にも必要だし、人気者になれる要素じゃないですか。だから人間的にユーモアのある人に育ってほしいなとは思っています」
――お子さんのユーモアセンスを磨くために心がけていることはありますか?
大村「アイツが生まれたときぐらいに『よしもとfandango』というCSのお笑いチャンネルがあったんですけど、それをずっと観せていました。周りの子がアンパンマンに夢中になっていたときに、アイツはすでに野性爆弾のネタを観てましたからね」
藤田「それ、悪影響だろ…」
大村「今は、僕たちのDVDなどをよく観ていますよ、勝手に。でもちょっと弊害があって、みんなが流行りのギャグを言ってるときにアイツは“ハンパねぇー!”とか言ってるから、話が通じないみたいですよね。すごく流行ってる言葉のように“ハンパねぇー!”、“しのびねぇな”とか言ってるんでね。友達のお母さんはやっぱり白い目で見てますよね」
――「麻雀アプリにハマっている」とうかがったときにも思ったのですが(前編参照)、流行りものや子どもっぽいものがあまり好きではないのでしょうか?
大村「戦隊モノのヒーローとかは好きみたいですけどね。あと今って、幼稚園ぐらいからみんなニンテンドーDSをやってるんですよ。でもうちは持たせてないですね。周りの子がみんな夢中になっているので、『お前もやっぱりDSほしいの?』って聞いたら、『ううん、作ればいいじゃん』って言ってました。天才か!? と思ったら、折り紙で作ってましたよ。ふたつ折りにして画面とボタン書いて(笑)」
藤田「泣けてくるな、貧乏で」
大村「そう、貧乏根性がすごいの(笑)。でも作ってるときが楽しいみたいですよ。牛乳パックとかトイレットペーパーの芯も捨てさせてくれないですもん」
――可愛らしいですね(笑)。藤田さんはいかがですか?
藤田「うちは2人いまして、上の娘は1人目っていうこともあって、けっこう大事に育てているんですけど、下は雑ですね(笑)。転んでも『痛くないよね?』みたいな感じで泣きそうになるところに先手打ったりしていたら、泣かないようになりました。本当に全然泣かないですよ。この間も7段ぐらいの階段から落ちたときも泣いてなかったですからね。パキって音してましたけど。そういう面では本当に強く育っています」
――下のお子さんは扱いの違いに疑問を抱いている節はないですか?
藤田「ないですね。“女性はか弱いものだから、自分とは違う”って思ってくれればいいなと思います。男の子は強く、女の子は優しく育ってくれたらいいです。実際、お姉ちゃんは優しい子ですよ。『手つないであげて』と言えば、ちゃんと下の子の手つなぐし」
――最後に、スマホを持ち始めてから、生活が変わったなあと思われる部分がありましたら、教えてください。
大村「僕はたまにパソコンを持ち歩くことがあったんですけど、iPhoneを持ち始めてからはまったく持ち歩かなくなりました。こんなに小さな機械がパソコンと同じような働きをするのかと思うと、スゴいですよね」
藤田「確かにね。けっこう移動が多くて、週に2日ぐらいは新幹線に乗ったりするんです。移動時間は睡眠に当てることが多いんですけど、眠れないときのために以前はゲームやマンガを持って行ってたんですよ。でも今は何もなくてもスマホがあれば時間が潰せますよね。時間つぶしのツールとしてもかなり優秀だと思います!」
あとがき
お子さんもユニークな感性の持ち主のようで、お話を聞いていて、成長が楽しみだなと思いました! おふたりの子育てポリシーも、参考になりましたよね? 楽しく、ためになるお話をどうもありがとうございます!
プロフィール
藤田憲右(左/ツッコミ 1975年12月30日生まれ)と大村朋宏(右/ボケ 1975年4月3日生まれ)。1997年4月にコンビ結成。「M-1グランプリ」では三度も決勝に進出している実力派漫才コンビ。“ハンパねぇ”など、ヤングな言葉遣いを駆使したネタが特徴。藤田は2児の、大村は1児の父でもある。
オフィシャルブログ「トータルテンボスの底知れねぇ伝説」
http://total.laff.jp/
トータルテンボス15周年全国漫才ライブ「BANZAI TOUR」
チケット料金前売2800円、当日3300円で絶賛発売中!
8月4日(土)静岡・しずぎんホール 17:30開場 18:00開演
8月11日(土)愛媛・EBCビビットホール 14:30開場 15:00開演
8月17日(金)茨城・茨城県民文化センター小ホール 18:30開場 19:00開演
8月20日(月)熊本・くまもと森都心プラザ 18:30開場 19:00開演
9月1日(土)札幌・道新ホール 15:30開場 16:00開演
9月15日(土)広島・BLUELIVE HIROSHIMA 16:30開場 17:00開演
9月16日(日)名古屋・テレピアホール 15:30開場 16:00開演
9月29日(土)新潟・新潟LOTS 14:30開場 15:00開演
10月6日(土)福岡・イムズホール 15:30開場 16:00開演
10月7日(日)沖縄・ナムラホール 16:30開場 17:00開演
11月10日(土)仙台・仙台市青年文化センター 18:30開場 19:00開演
11月18日(日)静岡・御殿場市民会館小ホール 15:30開場 16:00開演
11月25日(日)大阪・なんばグランド花月 19:00開場 19:30開演
12月1日(土)東京・ルミネtheよしもと 18:30開場 19:00開演
吉本興業創業100周年記念公演
吉本百年物語8月公演『わらわし隊、大陸を行く』
戦地で現実を目の当たりにしながら命をかけて兵士に笑いを届けに行った芸人たちの物語。
出演 水野真紀 木村祐一 山内圭哉/松尾貴史ほか
公演日 8月11日(土)~9月2日(日)(8月13日、14日、25日、26日、27日は休演日)
時間 平日・土曜・祝日 19:00開演(18:30開場)日曜 16:00開演(15:30開場)
場所 なんばグランド花月(大阪市中央区難波千日前11-6)
料金 全席指定 1階席6000円 2階席5000円
お問い合わせ チケットよしもとお問合わせ専用ダイヤル0570-036-912(10:00~19:00)