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雨の中でみつけた赤いつぼみ。水滴をアップにしてみた。バックは山肌が暗く写っている。露出をアンダーめにすることによって、しっとりとした感じをねらった。
■カメラ:リンホフマスターテヒニカ4×5 レンズ:ローデンストック300mm 絞り:f22 1/2 シャッタースピード:3秒 フィルム:フジクロームプロビア100F 撮影地:山梨県身延町身延山麓坊 |
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写真は言葉で伝えるのとは異なり、ビジュアルで見せる・伝えることができる面白さがある。
―――現在は中国の世界遺産を撮影されていますが、日本の世界遺産はすべて撮り終えられたのでしょうか?
はい、現在登録されているものに関しては撮り終えています。また新たに登録されたものがあれば撮影は行います。それと、今までに撮影した日本国内の世界遺産による写真展を開催し、フランスを中心に世界中を巡回しています。このことが日本文化を理解してもらう、ひとつのきっかけになればと思っています。
写真は撮るだけで終わりにするのではなく、ひとつのメディアとして人に伝えることが重要だと考えます。それには印刷してより多くの人に見てもらう方法もありますが、やはり大きくプリントすることで、写真が本来持っているパワーを引き出すことができるのです。
クオリティの高い写真は、人の気持ちを動かし、写真に表現されている世界へうまく導くことができるのです。また、見る人を意識することで、撮る側には、次の展開が生まれてくるのです。
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