“ひんやり”スマホトで暑さも吹き飛ぶ?夏休みの思い出をスマートフォンで残そう!
2012.07.03 UP
夏の思い出を撮る方法をプロのカメラマン監修のもとレクチャーします
照りつける太陽と晴れ渡る空、本格的な夏が到来。
実はこの季節こそ、青い海や真っ赤な夕焼けなど、涼しげでさわやかな写真が撮れるんです。
そこで今回は、夏らしく涼しげな風景写真を撮影する方法を紹介します。
“日光”を活用して、
ひんやり涼しげな写真を
夏はかき氷に水ようかん、ゼリーなど、見た目にも涼しいスイーツがいっぱいありますよね。
出かけた先のレストランなどで、記念に撮影する人も多いはずです。
しかし、写真でおいしさや涼しげな雰囲気を表現するのは難しいもの。
左側の写真のように暗い印象になってしまい、あまりおいしそうに見えない場合もあります。
ゼリーなどをおいしそうに撮る秘訣は「透明感」です。
そこで活用したいのが「太陽の光」。
撮影方法は簡単です。
日光が射し込む窓際で太陽に向かい、逆光で撮影するだけ。
日光がゼリーを明るく照らすことで透明感が増し、右側のような涼しげでおいしそうな写真になります。
また日光が入り込むことで、夏らしいはつらつとした印象にも。
曇り空や夜間の場合は、室内の照明に向かって撮れば、同じ効果が期待できます。
海ショットは手前に「影」を作るべし
広大な海を撮影するとき、遠くに見える水平線が映るように撮る人は多いでしょう。
多くの人は海だけを写真に収めるはず。
しかし、海だけを撮影した写真は平面的で、感動の薄い写真になりがちです。
では、どのように撮ると、海の壮大さを表現できるのでしょうか?
もっとも簡単な方法は、「建物の中から撮影すること」。
海の家や海沿いに立つレストランから撮るといいでしょう。
建物の屋根によって手前に「影」ができると、奥に見える空や海の明るさが際立ちます。
また、カメラの近くにインテリアなどがあることで、遠くの水平線との距離感が生まれ、遠近感のある立体的な写真になります。
次の2枚の写真を見比べてみましょう。
海だけの写真よりも、お店から撮ったほうが壮大さを感じませんか?
旅行先でお店の外観を撮るときは
「+α」を忘れずに
旅先でごはん屋さんやお土産屋さんに入ったとき、店先の写真を撮ったりしませんか?
そのときのポイントは、写真の中に“+α”を加えること。
2枚の写真がその例です。
左の写真は普通に店先を撮った場合。
お店の外観はよくわかりますが、写真としてはおもしろみがありません。
そこで、あえて正面からではなくちょっと遠目から、店先の花を写り込ませて撮ったのが右の写真。
まるで雑誌に出てくるような情緒のある写真になりますよね。
また、周囲の環境を含めて撮ることで、その場の雰囲気がわかる写真になるので、後で見返したときに「こんなお店だったなぁ」と思い出しやすくなります。
ぜひ、普段とはちょっと違う視点から撮ってみてください。
夕焼けは「トイカメラアプリ」で
ポップに修正
日の長い夏場は、きれいな夕焼けを撮るのにもベストな季節。
しかし、日没のタイミングに合わず、撮ったときにはすっかり太陽が隠れてしまっていたという場合もあります。
そんな失敗写真も、スマートフォンならではのツール「アプリ」を使えば味のある写真に変化するんです。
アプリなら専門知識がなくても簡単に加工できるので、おすすめです。
「トイカメラ」機能のあるカメラアプリだと、色味がよりはっきりと映し出されるので、解放的な夏の雰囲気が感じられる写真に仕上がります。
また、加工の仕方によって写真全体の雰囲気がガラッと変わるのも、トイカメラアプリの魅力の一つです。
もちろん、赤い夕焼けがくっきりと映った写真を、加工するのもあり。
ほかに、カラフルな出店が並ぶ夏祭りの写真なども、幻想的に変化するはずです。
撮影を終えて・・・
夏の長期休暇を利用して、旅行やレジャーに行こうと思っている人も多いのではないでしょうか。
遠出をすると、写真を撮る機会が増えますよね。
せっかく思い出の地を写真に収めるなら、その場の臨場感やワクワク感を残したいもの。
上で紹介した撮影法は、それを叶えてくれるはずです。
頭の片隅に置いて、ぜひ試してみてください。
特別な夏の思い出を残しましょう!
<監修カメラマン> 片桐圭さん