“アツい!”夏をスマホトに残す!スマホで花火を撮るには!?
2012.08.07 UP
花火を撮る方法をプロのカメラマン監修のもとレクチャーします
夏の風物詩といえば、夜空に華やかに打ち上げられる“花火”。
花火大会などに行ったときに、スマートフォンでパシャッと撮ることも多いはず。
そこで、今回はより美しく写真に収められる方法をご紹介しましょう。
手ブレ防止には「ネックストラップ」を使うべし
スマートフォンでの撮影で気になるのが「手ブレ」。
特に上空に打ち上がる花火を撮影する場合、脇をしめて安定させながら撮るのは難しいもの。
しかし、花火大会では、三脚で立てると人の邪魔になる場合もあります。
そこで、使用したいのが「ネックストラップ」。
スマートフォンにストラップをつけ、首にかければ準備OK。
あとは、ネックストラップがピンと張るまで引っ張って構えるだけ。
こうするだけで、スマートフォンが安定し、手ブレを防げるんです。
ネックストラップなら、上空を見上げることも可能ですし、顔の前に持ってくるにもちょうどいい位置なので、使い勝手も抜群です。
人混みでスマートフォンを失くさないためにも、必須のアイテムといえそうですね。
NGパターン。ネックストラップをしても、緩んだままでは手ブレ防止にはなりません
OKパターン。ネックストラップをしっかり張った状態にすることがポイントです
打ち上げ花火の写真は「夜景モード」必須
「打ち上げ花火の撮影は難しい…」と諦めている人も多いのではないでしょうか。
しかし、カメラの設定を少しいじるだけで、キレイに撮れるようになるんです。
打ち上げ花火を撮影するときは、「夜景モード」を選択しましょう。
「夜景モード」にすることで、露光やフラッシュを制御できるので、花火の形がくっきりと写り、絵に描いたような華やかな写真を撮ることができます。
夜景撮影用アプリなどを活用するのも手です。
アプリのなかには、あえて露光時間を伸ばし、光跡を撮影するものもあります。
しだれ花火のように、余韻を楽しむ花火は、このようなアプリを使うといいかもしれません。
手持ち花火の撮影は「フラッシュNG」
花火を美しく撮影するために欠かせないのが「風情」。
そのために注意すべきなのが、フラッシュです。
特に手持ち花火を美しく写すためには、フラッシュは絶対厳禁。
フラッシュを焚いて撮ると、花火だけでなく人物も照らされ、はっきり写ってしまい、不自然でわざとらしい写真になってしまいます。
フラッシュをオフにして撮影すれば、花火だけが明るく浮かび上がり、人物は薄暗く写ります。
これだけで、なんとも風情溢れる写真に仕上がります。
フラッシュありとなしの2パターンを試して、見比べてみてください。
手持ち花火の撮影でもうひとつ注意すべきなのが、風の向き。
風下でスマートフォンを構えると、花火の煙で何が映っているかわからなくなってしまいます。
必ず風上でスマートフォンを構えるようにしましょう。
撮影を終えて・・・
「花火を撮影するのは難しい…」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、手ブレとタイミングに気を付ければ、キレイに撮れるんです。
スマートフォンの場合は、タイミングを外さないため、常にシャッターボタンに指を置いておきましょう。
打ち上がったタイミングで指を外せば、満開の花火が撮影できるはずです。
あとは、アプリやネックストラップを用意すれば、準備万端です。
早速、花火大会にくり出しましょう!
<監修カメラマン> 片桐圭さん