改めて復習しよう!スマホ撮影テク
2013.04.02 UP
スマートフォン撮影の基礎をプロのカメラマン監修のもとレクチャーします
新生活シーズン到来! 入学や就職、異動を機に、スマートフォンを買い替えようと思っている人もいるのでは?
新しい機種にするとうれしくなって、写真もたくさん撮りたくなりますよね。
そこで今回は、どんな機種でもキレイに撮れる、スマホト撮影キホンのキをご紹介します。
「ピント」&「シャッタータイミング」を知ろう
まずは、ピントの合わせ方やシャッターの切り方からご紹介。
“タップした場所”にピントが合う
うまくピントが合わないときは、ディスプレイのピントを合わせたい部分をタップしましょう。
そうすると四角い枠が現れ、タップした部分にピントを合わせてくれます。
シャッターのタイミングは“指を離したとき”
スマートフォンは、指を離したときにシャッターが切られます。
カメラを構えている間はシャッターボタンに指を添えておき、シャッターチャンスが来たときに指を離せば、手ブレを防ぐことができます。
料理の撮影はダイナミックな“臨場感”を出したい!
次は、料理撮影の基本を紹介しましょう。料理撮影で重要なのは「構図」。
料理は「斜め上」から撮るのが鉄則!
料理をおいしく見せるためには、真上から撮るのはNG。平面的で、あまりおいしそうに見えません。
料理写真のポイントは“立体感”なので、撮る角度は「斜め上」からがベスト。
奥行きや高さが生まれ、どんな料理なのかが、見てわかる写真になります。
グッと寄って撮ると、雰囲気がより伝わりやすくなります。
横より「縦」の構図がおいしく見せる
同じ角度から撮っても、カメラを横に構えるか、縦に構えるかで印象は変わります。
横に構えると、料理と同じくらいテーブルが写り込んでしまい、全体が間延びしてしまいがち。
しかし、縦に構えると料理に寄りやすく、さらに立体感が生まれるのです。
特に複数のお皿が並ぶときは、縦のほうがすっきりした写真になります。
人物写真のポイントは“太陽の光”
最後は、人物写真の撮り方。気をつけるべきは、何といっても「太陽の位置」です。
屋内での撮影では「窓際」を避ける
建物の中で撮影する場合は、窓の位置を意識しましょう。
撮影対象の背に窓があると、外から差し込んでくる太陽光に負けて、対象が暗く沈んでしまいます。
ですから、撮影するときは対象の横か前に窓がある状態で撮りましょう。
そうすると、太陽光が照明の役割になり、明るく見やすい写真に仕上がります。
屋外での撮影は「太陽の正面」を避ける
逆に、屋外で撮影する場合は、撮影対象の正面に太陽がくるのはおすすめできません。
対象は明るく写るのですが、どうしても太陽の眩しさで目が細まり、いい表情がとれないことが多いのです。
屋外では、対象の後ろや横に太陽がある位置で撮れば眩しくないため、自然な表情が撮れるでしょう。
また、ところどころに影が生まれ、シックな印象にもなります。
撮影を終えて・・・
今回は、初心に帰り、スマートフォン撮影の基礎をご紹介しました。
今回紹介した撮影法は、どんなときでも応用できるシンプルなものばかりです。
たとえば、お花はグッと寄ったほうが臨場感が生まれますし、背の高いビルも背景に太陽があると暗く沈んでしまいます。
これまでの連載を読んでくれている方は復習として改めて試し、今回初めて読んだという方は今後の撮影に活用してみてくださいね。
<監修カメラマン> 片桐圭さん