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いろんな表情を残して♪ペット写真をキュートに撮る方法

2013.06.04 UP

5月号ペットの撮り方をプロのカメラマン監修のもとレクチャーします

ペットを飼っているみなさんは、愛くるしい姿を収めるため、ついたくさん撮ってしまうという人も多いのでは?
でも、自由に動くペットを上手に撮るのは至難の業。
そこで、よりかわいく撮れる撮り方や撮影環境をプロのカメラマンに教えてもらいました!

ペット撮影の基本は「目線の高さ」

まず、ペットを撮影する際に意識したいのが、撮るときのカメラの位置。
ペットの目線の高さに合わせて撮ってみましょう。

立ったまま撮って、ペットが少し上目遣いになるのもかわいいのですが、その場の雰囲気は伝わりにくい写真になってしまいます。
しかし、ペットの目線の高さで撮ると、臨場感が生まれ、見返したときに思い返しやすい写真になるのです。

さらに、目線を合わせることで、自然とペットとの距離感も縮まり、愛らしい表情やしぐさを写真に収めやすくなります。
ペットと戯れながら撮るのもおすすめですよ。

  • 立って撮った場合立って撮った場合。全体の情景を収めるにはベストですが、ペットをメインにするには少し物足りない印象です
  • ペットの目線で撮った場合ペットの目線で撮った場合。より近い距離で撮れるので、自然とペットをメインにした写真に仕上がります

屋内撮影をするときは「レースのカーテン」を活用すべし

部屋の中でペットを撮影する場合は、ペットに直接光が当たらないようにしましょう。
というのも、照度の強い日光がペットに直接当たってしまうと、せっかくのかわいらしい姿が白く飛んでしまうのです。

そこで、晴れている日に撮るときは、レースのカーテンやくもりガラスなどで、光が直接入るのを防いで撮ってみましょう。
それだけで、光がふんわりとやわらかくなり、写真全体もやさしい雰囲気に変化します。

曇りの日も同じ効果が期待できるので、雨が降りそうな日に、室内でペットの写真を楽しむのもいいかもしれませんね。

  • 直接光が当たっている場合直接光が当たっている場合。毛が白い動物は、特に白く飛んでしまいがちです。
  • レースカーテンで光を遮った場合レースカーテンで光を遮った場合。色味がやわらかく、ペットの輪郭やフォルムもしっかり捉えられています

屋外で撮る場合はあえて「逆光」で毛並みを際立たせる

散歩やおでかけの際に、外で撮るときは、あえて逆光で撮ってみるのもありです。

太陽を背にして撮ると、明るくキレイな写真が撮れます。
もちろん、この撮り方でもまったく問題はありませんが、逆光にすることで動物の毛並みが強調され、見ただけでペットの質感ややわらかさが伝わりやすくなります。

ただし、注意点がひとつ。
逆光で撮ると、背景が明るくなるため、ペットが暗くつぶれてしまうことがあります。
そんなときは、ペットにピントを合わせるようにしましょう。
そうすれば、スマートフォンが自動で明るさを調整し、ペットの表情もしっかり写してくれるでしょう。

  • 太陽を背にして撮った場合太陽を背にして撮った場合。明るく撮れますが、少し平面的な印象
  • 逆光で撮った場合逆光で撮った場合。毛並みが際立つことで、写真に立体感が生まれます

撮影を終えて・・・

今回は、光の当て方を中心に、ペットの撮影方法を紹介しました。

撮影中に気づいたことですが、ペットは正面だけでなく、横顔や後姿も愛らしい写真が撮れます。
また、「かわいい瞬間を撮るぞ!」と、一瞬の表情を撮るために構えるよりも、何度もシャッターを切って、たくさん撮った中から選ぶほうが、キュートな写真に出会える可能性は高まるでしょう。

散歩中や遊んでいる最中など、ペットが動き回っている写真を撮りたい場合は、「スマホで手ブレを防ぐコツ」を見てみてくださいね。

<監修カメラマン> 片桐圭さん

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