情景がよみがえる写真に…夏休みの思い出をスマホトで残そう!2
2013.07.02 UP
夏の風景の撮り方をプロのカメラマン監修のもとレクチャーします
ジメジメした梅雨が明ければ、本格的な夏が到来です!
海に山に旅行に…と、夏休みの計画を立てている方も多いのでは?
そこで、夏らしい景色の撮り方を紹介! 去年とは違うポイントを教えちゃいますよ。
水族館では「ガラスに近づいて」撮るべし
「海には行けないから、近くの水族館に遊びに行く」という人も意外と多いのでは?
水族館では海の生き物の写真を撮ることもあると思いますが、注意したいのがガラスの反射。
生き物を撮るつもりが、撮影している自分や反対側の展示がガラスの写り込んでしまうことがあるのです。
これを防ぐのは簡単。カメラをガラスに近づければ解消できます。
遠目からの撮影は難しくなってしまいますが、生き物との距離も縮まるので、まるでダイビングをしているようなダイナミックな写真に仕上がります。
小物を写真内に入れること!
山の景色を撮ると、上の写真のように単調な画になってしまいがちですよね。
これを解消する方法は、「小物を写真内に入れること」。
例えば、垂れ下がった枝を少しだけ入れたり、ベンチをプラスしたり。
それだけで、景色に変化が生まれ、ドラマチックな写真に仕上がります。
広い草原などで、景色に入り込むものがない場合も、探せば小さな花が咲いているかもしれません。
カメラを低く構えて、花を入れるだけでも、いつもと違う写真が撮れるはずですよ。
夏場の料理写真は「木漏れ日」を活かそう!
旅行やお出かけで行った場所で、記念に料理を撮ることってありますよね。
これからの時期は、海沿いのテラス席でのランチや山間のキャンプ場でバーベキューなど、屋外で食事をすることもあるはず。
そんなときにオススメなのが、「影」を利用した撮影方法。
普通に料理を撮ってもいいのですが、せっかく外で撮るなら「木漏れ日」を探してみましょう。
右の写真を見てもらえればわかるように、木漏れ日をプラスするだけで、グッと雰囲気のある写真に仕上がるんです。
料理だけでなく、その場の風景も併せて収めることができるので、その場の情景を思い出しやすい写真になりますよね。
撮影を終えて・・・
去年の7月号に引き続き、今年も夏の風景の撮り方を紹介しましたが、いかがでしたか?
今回は、お出かけした場所での撮影方法をメインに解説しました。
ただし、テクニックを意識しすぎるとその場を楽しめないので、まずはとにかく楽しんで撮影しましょう。
そうすれば、きっとにぎやかな空気感が伝わる写真が撮れるはずです。
夏しか撮れない風景、たくさん残してくださいね。
<監修カメラマン> 片桐圭さん