日常と離れた神秘的な写真を…スマホで水中撮影のコツ
2013.08.06 UP
水中写真の撮り方をプロのカメラマン監修のもとレクチャーします。
暑い季節は、プールや川原などで子どもと一緒に遊ぶことも多いですよね。
せっかくなら遊んでいる間の写真を撮れたら、より一層鮮やかに思い出が残せます。
そこで、今回は水中でのスマホト撮影方法を紹介しちゃいます。
まずは「スマートフォン用防水ケース」を用意するべし
水中撮影を行うためには、スマートフォン専用の防水ケースが必要です。
生活防水に対応している機種でも、水中に入れれば故障する危険性があります。
それを防止するため、防水ケースが必要不可欠なのです。
チャックが付いている袋型や、スマートフォンをぴっちり包めるソフトケースなど、さまざまなタイプがあります。防水規格の「IPX8」や「水深○m防水・耐水テスト済」と記載されている製品を選ぶと安心でしょう。
撮影中のポイントも1つ。
防水ケースを付けると、タッチパネルが反応しづらくなる場合があります。そのため、タップで撮影するより、本体サイドのシャッターボタンを使ったほうが確実にシャッターを切れます。
水中撮影では「ホワイトバランス」を変えてみよう
水中では光の屈折の関係で、陸上の景色よりも青っぽく見えます。プールやお風呂で潜ると、青っぽく見えるのもそのためです。
スマートフォンに搭載されているオートホワイトバランスは陸上の色味で調整されているため、青みが強くなる水中では安定しないことがあります。
基本的には、「昼光」や「晴天」に設定すれば問題ありません。ただ、さまざまなモードで撮ることで、写真の表情も変わってきます。
自然な色味で撮りたければ、青みをとり除く「蛍光灯」。あえて青みを強くし、水中っぽさを高めたい場合は「白熱灯」に設定するのもいいでしょう。
iPhoneのカメラでは調整できませんが、「WhiteBalancer」や「WBCam」などのホワイトバランス調整アプリを使えば問題ありません。
水上と水中の間を狙って神秘的な写真に☆
水中ならではのおもしろい撮影方法も紹介。
カメラのレンズを水面に接するように構えて撮ってみましょう。
そうすると、写真の上半分は水上、下半分は水中という、なんとも不思議な写真が撮れるんです。
注意すべきはレンズの位置。ちょうど水面の真ん中になるように意識しましょう。
レンズが水面より上だと、水上の景色が水面に反射して水中が写りません。
また、なるべく波がない場所で行うと、より美しい写真に仕上がります。
撮影を終えて・・・
今回は水中での撮影方法を紹介しました。
例では、川の中の景色を撮影しましたが、海で魚を撮ったりプールで遊ぶ子どもの写真を撮ったりするのもおもしろいでしょう。
普段とはひと味違った写真が撮影できるはずですよ。
ただし、公共の場では撮影して大丈夫か確認してからにしましょう!
<監修カメラマン> 片桐圭さん