街の撮り方 1
2014.02.18 UP
素敵な景色だと思っても、なかなか思ったような写真が撮れない、街の写真。ちょっとした工夫で、雰囲気のある美しい写真を撮ることができます。街の写真を上手に撮ることができれば、日常生活の中でシャッターを押す機会がぐっと増え、楽しみも広がります。
空撮り
ハイキー写真の定番ともいえる「広い空に少しだけ建物などの人工的な要素が入った空の真四角写真」は、透明感がありどこかノスタルジックな印象を与えます。アナログカメラのような質感が似合う写真という理由から、写真アプリとの相性も抜群で簡単に効果的な加工をすることが可能です。撮り方のポイントは、写真の中に占める「空」の割合と「空の色」です。空の面積が大きい分、雲の具合や季節などで大きく印象が変わってきます。
早朝の路地裏をローキーで撮る
街の路地裏には、コントラストが低く質感を写すのに適したローキーやモノクロ写真が似合う良い被写体がたくさんあります。そんな路地裏の雰囲気をそのまま撮影したい場合には光が柔らかい早朝がおすすめです。日中は強い光が入ってきて、コントラストが高くなるため、ローキー写真には適しません。
街の色撮り
街の写真にとっての魅力的な被写体は、建物だけとは限りません。時には街にある「色」や「柄」「文字」などを撮るのもおすすめです。普段はあまり気に留めていないものでも写真に撮って並べてみると、また違った写真の楽しみ方ができます。写真は一枚で完結する必要もありません。自分なりのモノの見かたで、街にある色々なものをコレクションしてみましょう。アプリの中には、簡単に写真をコラージュしてくれるものもありますので、撮り貯めた写真をひとつの作品にしてみるのもよいでしょう。
スマ☆テクは、スマートフォンのカメラで美しく写真を撮るためのテクニック集「スマフォトテクニック」の内容の一部を掲載しています。もっと詳しく知りたいという方は、本を手にしてみてくださいね。アプリの紹介やデータの管理術など、お役立ち情報がもりだくさんです!
著者プロフィール
黒田智之(くろだともゆき)
LOCUS. AND WONDERS.(ローカス・アンド・ワンダーズ)
1971年生まれ。LOCUS. AND WONDERS.代表。東京都出身。映像制作会社等を経て、現在フリーのクリエイター。近年はiPhoneをはじめとするスマートフォンのカメラ関連書籍の執筆、スマホ 写真関連セミナーの講師も行っている。
『美しく撮るスマフォトテクニック』(FOM出版刊)をはじめ、多数の執筆書籍がある。