スマホ操作の未来は?
2013.08.27 UP
タッチパネル操作や傾けによるディスプレイの自動回転、指紋認証、生体認証など、進化が止まらないスマートフォン。
今後、さらに夢のような操作方法が実現していきそうです。
そこで、今回はドコモが考えている未来のユーザーインターフェースをご紹介します。
使い心地を決める「ユーザーインターフェース」
今回紹介する「ユーザーインターフェース」とは、ディスプレイの表示様式やデータ入力方法を規定するシステムのこと。
操作に直結するシステムなので、使い勝手を左右する重要な部分といえます。
そして今回は、今後実現するであろうユーザーインターフェースをご紹介します。
スマホを“握って”操作できる「GripUI」
開発中の画面。設定画面では、握る位置や力がディスプレイに表示されるのでわかりやすいです
大型画面化に伴い、片手での操作がしづらくなっているスマホ。しかし、荷物を持っていたり電車内でつり革につかまっていたり、片手しか使えないシチュエーションは多いですよね。
そんな状況を打開するため、「スマホを握る」という動作を応用することで、片手操作しやすくするのが「GripUI」。
本体の両サイドに組み込んだ272点の触覚センサによって、握る力や場所を検知し、操作に利用します。
握り方と実行する機能を自由に登録できるため、個々の握り方に応じて使えるのです。例えば、「強めに握ったときだけロックを解除」、「本体上部を軽く握ったらメール起動」など、細かく設定できます。
「GripUI」がスマホに搭載されたら、片手しか使えない状況でもスムーズに操作できそうですよね。
設定していなくても、着信があったときに、握るだけで着信音やバイブを止めることも可能に。
電車の中で着信が来てしまったときも、人に迷惑をかけることが少なくなりそうです。
本体をギュッと握ることでロック解除やウェブへの接続、ホーム画面の表示などができる
指も使わず、視線で操作できる
ディスプレイ下に配置されたセンサーによって、視線での操作が可能に。
もうひとつ、現在開発されているのが「i beam」。視線で操作できるタブレットです。
タブレットこそ片手での操作は難しいですよね。
しかし、「i beam」では本体下部についた赤外光照射装置とアイトラッキング用カメラによって、使い手の視線を読みとり、指を使わずに操作できるのです。
例えば、インターネットブラウザのスクロールや電子書籍のページ送りなどが可能。
今後は、視線を利用したシューティングゲームなども開発されるそうです。
片手しか使えない状況でも操作できそうです。
あとがき
今回は、ドコモが進めている未来のユーザーインターフェースをご紹介しました。
見ているだけで夢が膨らみませんか?
「GripUI」や「i beam」が手元に届くのは、遠い未来ではないので、期待して待ちましょう。
そして、今後スマホがどんな発展をしていくのか、楽しみですよね。
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