修理人たぐちの徒然日記コラム・ギャラリー
2017.01.20【Vol.1422】
埼玉菜園の次郎柿の種を蒔けば渋柿と元に戻ってしまいました。
元々渋柿の突然変異ですから当然と言えば当然なのです。甘柿にも渋柿にもシブイと感じるタンニンが含まれています。渋柿は水溶性、甘柿は不溶性ですので味覚で感じるか感じないかのようです。
そろそろ気温も右肩下がり、木枯らしも吹き始め、干し柿作りには良い環境になりDIYショウで求めた髙枝鋏で収穫することにしました。所がギッチョン実を掴み損ない落下させる憂き目に。何と不良品のようでボルトのねじ切りがグスグス。日本向けの包装でしたが検品ハネだったのでしょう。ご近所さんが貸してくれました。
立派でしたが野鳥に啄まれていました。
驚愕の大玉は332gもありました。
以前は包丁でくるくる剥いていました。時間を要するのでヘタ部を処理し、ピーラーで楽をしてしまいました。
カビ防止に麻紐で3連結びをし、5秒の煮沸消毒をします。
物干し竿にぶら下げます。水分が飛び薄皮が形成された頃を見計らい手をかじかませながらモミモミを繰り返します。柔らかい内があんぽ柿とし、より乾燥させコロ柿風に仕上げます。
干し始めてから11日目。表面の乾燥が進みまして1回目のモミモミを致します。
揉むことで均等に渋が抜けてゆく効果があります。二日後にもう一度モミモミします。
干し柿は手数が掛かりますので良いお値段です。では手作りでとなりましても渋柿も良いお値段で販売されています。
幸い自宅の渋柿で干し上げ、これまたお値段の良いミルフィールにしてみました。
使用するはラム酒の方が香りよく宜しいのです。でも手持ち無く受講生に戴きました8年物のブランデーベース梅酒がありましたので流用しました。押し寿司の型を利用し、間に粉砕した胡桃と生姜の砂糖煮を挟みワインにも合いますスイーツの完成です。
日本橋Mちゃんチーズ売り場ですすめられたブルーチーズと製菓用のラム酒を求め、干し柿ミルフィーユを再仕込。麻布十番梁山泊にて開催されたたかさご会忘年会に持参し味わっていただきました。
阿波国蕎麦友さん持ち込みのDewar’s15年物ウイスキーにガッテンで好き嫌い女王様にも喜んで戴きました。しかし、チーズ以外も良いね!の課題を戴いてしまいました。
トホホ!トホホ!です。