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イルミネーションと人物を一緒に撮る方法

2014.12.02 UP

12月号イルミと人の撮り方をプロのカメラマン監修のもとレクチャーします

クリスマスシーズン到来とともに、街がイルミネーションで輝き始めています。
まばゆい光を背景に、写真を撮ることも多いのではないでしょうか?
そこで、今回はイルミネーションと人物を一緒に取る方法をご紹介します☆

イルミネーション&人物の写真では“フラッシュ”を活用

イルミネーション撮影で失敗しやすいのが“明るさの調整”。
キラキラと輝くイルミネーションに合わせてカメラが明るさを調整するため、どうしても人物が暗く写ってしまうのです。

そこで活用したいのが“フラッシュ”。
フラッシュを焚くことで、人物も明るく写り、全体の明るさのバランスがよくなります。
さらに、フラッシュを焚くことで背景の暗い部分が強調され、イルミネーションが引き立ちますよ。

  • フラッシュなしの場合。光はふんわりと神秘的に写りますが、人物が暗くなってしまいます

  • フラッシュありの場合。全体が明るく写り、人物もイルミネーションも主役の写真に仕上がります

イルミ×人物の“構図”で変化をつけてきらめき度UP

イルミネーションを背景にした写真の“応用編”も紹介しましょう。
まばゆい光を背景にして撮るのが一般的です。しかし、光の位置を少し工夫するだけで、さらに幻想的な写真になるんです。

ポイントは「手前」と「背後」にイルミネーションを入れること。
植え込みなどに広がる光を人物の手前に入れ、木などの高い位置に施された光を人物の背後に入れます。すると、全体が光に包まれ、ふんわりとした写真に仕上がるんです。

下からあおり気味に撮ることで、フラッシュの光とイルミネーションの光が人物の顔を照らし、美肌効果にもつながりますよ。

  • 背景にだけイルミネーションを入れた場合。フラッシュを焚いても、どこかさみしい印象になってしまいます
  • 手前と背後にイルミネーションを入れた場合。写真の明るさも違いますよね。この写真のように手前、背後、奥と3段階の距離感でイルミネーションを入れると、写真に奥行きが出ます

イルミ×人物の“構図”で変化をつけてきらめき度UP

イルミネーションと人物の撮影では、基本的にフラッシュを焚いたほうがキレイに明るく撮れます。
ただし、フラッシュをオフにしたほうがいい場合もあるんです。

背景全体がイルミネーションで明るい場所で、自分撮りをするときです。
自分とイルミネーションの距離が近い状態でフラッシュを焚くと、表情は明るく照らされるものの、イルミネーションの光が負けてしまうことがあるのです。

そうなった場合はフラッシュをオフにし、顔や服の辺りなど暗い部分にピントを合わせましょう。暗い部分に合わせて明るさが調整されると、背景の光がふんわりと写り、人物も柔らかい印象になりますよ。

  • フラッシュありの自分撮り。イルミネーションの光が生かされず、全体的にリアルな質感の写真になってしまいます

  • フラッシュなしの自分撮り。ピントをイルミネーションに合わせると人物が暗くなってしまうので、ピントは必ず人物に合わせましょう

撮影を終えて・・・

今回はイルミと人物の撮影方法を紹介しました。

イルミネーションと人物を一緒に撮るときはフラッシュが大事ですが、3つ目のポイントのように、場合によってはフラッシュがないほうがキレイに写る場合があります。
余裕があれば、フラッシュありとなし、両方撮ってみることをオススメします。

また、ありでもなしでも、人物にピントを合わせることは忘れないようにしましょう。
暗い部分にピントを合わせることで、カメラが自動調整し、全体を明るめに写し出してくれますよ。

<監修カメラマン> 片桐圭さん

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