次世代高速データ通信をためしてみました！

2012.06.12 UP

（使用した機器）
「ULTRA WiFi 4G 101SI」

サイズ	64×100×16.1mm
重さ	約110g
メーカー	セイコーインスツル
通信方式	WAN側：W-CDMA（DC-HSDPA）、AXGP LAN側：IEEE 802.11b／g／n
使用周波数	W-CDMA：1.5GHz帯、AXGP：2.5GHz帯
連続通信時間	3.5時間（W-CDMAの場合）／3時間（AXGPの場合）モバイルバッテリー使用で上記の時間プラス5.5時間使用することが可能 ※「4Gデータし放題フラット」への加入が必要

速いのにコンパクトで軽い！

「ULTRA WiFi 4G 101SI」は、SoftBank 4Gに対応したWi-Fiルーター。4Gのサービスエリアはまだ限られてはいるものの、下りの通信速度が最大で76Mbps（ダウンロード時に1秒間で76メガビットダウンロードできるということ）というから、かなり速そう！　期待が高まります。ではまず、ルーターの見た目と大きさを見てみましょう。重さは約110gとかなり軽め。大きさはiPhoneよりも小さく、女性の手のひらにも収まる大きさです。これなら外出時のバッグの中でもかさばりませんよね。バッテリーは、約5時間の連続通信が可能です。

同時接続できるWi-Fi機器は10台まで。パソコンとスマホ、両方につないでも余るぐらいです

さあ、つなげてみよう！

付属されているモバイルバッテリー（画像左）を使えば、約5.5時間の通信時間延長ができます（こちらもコンパクトサイズで軽い！）。では、早速スマホに「ULTRA WiFi 4G 101SI」をつなげてみましょう。今回はiPhoneに接続してみましたが、やり方はいたってシンプル。まずは「ULTRA WiFi 4G 101SI」を充電して、電源をオン。「CONNECT」というボタンを押します。そしてiPhoneの「設定」から「Wi-Fi」を選択すると、画像右のように「ULTRA WiFi 4G 101SI」のネットワーク名が表示されるので、それをタップし、パスワードを入力します。たったこれだけの作業で、つながっちゃいます。通常のWi-Fiルーターとつなげ方は同じなので、簡単ですよね。4Gエリアのときは「4G」、3Gエリアのときは「3G」と、端末画面の左下に表示されますよ。

SoftBank 4Gが使用できるエリアは、東京23区や全国の政令指定都市の一部。8月以降、さらにエリアが拡大する予定。4Gが使用できないエリアでは「ULTRA SPEED」（下り最大42Mbps）が使用できます
http://mb.softbank.jp/mb/service_area/4g/kanto/

処理速度がとても速い！

今度は4Gの通信速度を3G（iPhoneから3Gにつなげた場合）と比較してみましょう。まずは手はじめに、普通にブラウザ検索をしてみました。3Gの場合、今回は検索結果が表示されるまでに4秒程度かかりました。3Gは、たまに時間がかかってストレスを感じてしまうこともありますよね。対して「ULTRA WiFi 4G 101SI」接続で試してみたところ、検索結果が表示されるまでに2秒程度。お、これは速いかも!?

次に、アプリをダウンロードしてみました。3Gはダウンロードが遅く、Wi-Fiじゃないとダウンロード自体できないアプリもありますが、どうでしょう？　「カメラのキタムラ」のアプリを選択し、10秒経った時点でどれだけダウンロードできているか比べてみました。画像のように、3Gは半分より少し手前、4Gでは全部ダウンロードできちゃいましたよ！

左が3G、右が4Gです。4Gは5秒程度でダウンロード完了しました

そして、最後は動画の再生です。キタムラの公式YouTube動画を選択後10秒でどれだけ再生できるか比べてみたところ、3Gは動画の再生まで至らず。4Gでは4秒程度再生できました。そのまま再生し続けたら、処理速度が違うので画像の粗さにも差が出ていました。

左が3Gで、右が「ULTRA WiFi 4G 101SI」で再生した動画です。10秒経過時点では3Gはまだ再生されません

あとがき

4Gは、まだ使用できるエリアが限られていますが、これが日本全国で使用できるようになれば、スマホの通信速度はさらに改善されそうな予感！　今回はスマホで試してみましたが、もちろんパソコンやゲーム機でも使用できますよ。最大で10台まで接続可能なので、1台持っていれば本当に便利そうです！　ちなみに4Gの下りの速度を測定してみたら、10.90Mbpsでした。