スマートフォンを失くしてしまったらどうすればいいの?
2012.11.13 UP
スマートフォンは、同期しているSNSの情報や知り合いの連絡先、仕事の予定やメールなど、自分だけでなく知り合いの情報が流出してしまう恐れがあるので、紛失には十分注意することが第一。
しかし、うっかり失くしてしまうことも…。
そこで、今回は被害を最小限で抑える方法を、All about「携帯電話・スマートフォン」ガイドのデジモノライター・太田百合子さんに教えてもらいました。
事前のセキュリティチェックが重要
スマートフォンは、紛失する前にしっかりセキュリティをチェックしておくことが重要。以下のことを確認しておきましょう。
スマートフォンにロックをかける
スリープ状態から立ちあげる際、決まった数字をタップしたり画面をスワイプしたりしてロックを解除するように設定しておきましょう。
ロックをかけておくだけで、紛失時に拾った人が操作しにくくなります。
「設定」からロックナンバーなどを変更できます。
キャリアのセキュリティサービスを確認する
キャリアごとに、紛失時の遠隔ロックや位置検索を行えるサービスを用意しています。
自分の契約がどのようになっているか、確認しておきましょう。紛失時には専用ダイヤルに電話をかけるなどの手続きが必要なので、方法をチェックしておくといいでしょう。
紛失時は落ち着いてキャリアに連絡
もし紛失してしまった場合は、気づいたときにすぐ以下の手順を踏みましょう。
キャリアに連絡
まずはキャリアに連絡し、通話やメールなどのサービスを停止してもらいましょう。
拾得者に操作されないためにも、遠隔ロックもかけてもらうとベスト。
専用ダイヤルだけでなく、ウェブ上や各キャリアショップで直接手続きすることもできます。
- docomo 盗難・紛失したときは
- au 盗難・紛失でお困りのとき
- SoftBank 紛失・盗難にあったとき
警察に遺失物届を提出
拾得者が届けてくれるかもしれないので、警察署や交番で遺失物届を出しておきましょう。
置いてきたお店などがわかる場合は、そこに連絡してみましょう。
SNSや通販などのパスワードを変更
スマートフォンはSNSや通販サイトと同期し、簡単にログインできるように設定している人も多いでしょう。
その場合、紛失時に利用されてしまう可能性があるので、すぐにパスワードを変更しましょう。
スマートフォンが見つからなければ新たに購入
紛失しても、電話番号を引き継げる場合がほとんどです。
また、加入しているプランによっては特別価格で機種変更できることもあります。
サービス停止用のダイヤルやURLは手帳などでメモしておくと、その場ですぐに対応できます
日ごろからバックアップをとっておこう!
ソフトウェア会社・米シマンテックが今年3月に行った実験では、紛失したスマートフォンが戻ってくる確率は約50%とのこと。
つまり、スマートフォンに保存した連絡先や写真、アプリなどは戻ってこないことも多いというわけです。
そこで、日ごろからバックアップをとっておくことが大切。
iPhoneの場合
「iCloud」を設定すれば、パソコンやiPadでもアドレス帳や写真、メールを管理できるようになります。
Androidの場合
各キャリアのバックアップサービスを活用しましょう。
ネット上にアドレス帳などを預けられるので、紛失時もそこからリストアできます。
写真やメモ帳などは、「Evernote」や「Dropbox」などのクラウドサービスで管理すると、いつでもパソコンなどから取り出せます
あとがき
スマートフォンは失くしてから慌てても、拾得者に操作されてしまったらどうしようもありません。
それを防ぐためには、事前の準備が重要です。
「まさか紛失することはない」と思わず、何が起こっても大丈夫なように設定しておくと安心です!
- ※掲載されている製品・サービスは、2012-11-26 現在の情報になります。
- ※スペック情報、価格は万全な保障を致しかねます。詳細については、各メーカーにお問い合わせください。