種清豊のフォトコラムコラム・ギャラリー
2013.01.25【Vol.100】
ストロボの話2でも出てきましたが、ストロボ撮影において写真の明るさを補正する機能に調光補正があります。カメラ側で設定する露出補正と似ているのですが、ストロボで行う調光補正(カメラ側でも操作可能)はストロボの光の強弱を調節する機能です。
露出補正同様プラスマイナスで補正するわけですが、調光補正の場合、プラスにすると光を強く、マイナスにすると光を弱く被写体に当てることが出来ます。ストロボを取り付けた状態でカメラ任せの撮影を行う際に写真の明るさが不自然な場合に大変重宝します。最新のストロボはTTL調光が優秀ですので、大抵の被写体で明るさのバランスが崩れることは減りましたが、時には調光補正が役立つときもあるので覚えておきましょう。
なお、ストロボ光にはその光が届く距離があり、それに応じて明るさも異なります(GN)。大光量のストロボほど明るさの調整幅は広くなりますので、本格的にストロボ撮影を行いたい場合は外付けストロボがあると便利です。